牧野植物園採取の植物から抗がん剤期待の成分発見

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高知2021.06.09 19:11

県立牧野植物園などの研究グループが9日、会見を開き、ミャンマーで採取した植物から抗がん剤などとして期待される成分を発見したと発表した。
県立牧野植物園は、ことし3月、名古屋市立大学と植物由来の新薬開発に向けた連携協定を結んでいて、第1弾となる共同の研究成果を発表した。
会見によると、牧野植物園がミャンマーで採取したキョウチクトウ科の植物の茎から抗がん剤などとして期待される成分「ペリプロシン」を発見したという。
「ペリプロシン」には、強心剤の効果があり、研究が進められている、名古屋市立大学では、抗がん作用の可能性もあるとみておよそ2年前から本格的な研究を進めてきた。
一方、牧野植物園は、2002年にミャンマーで現地の植物を採取。エキスを抽出し保管していて2014年以降、大学に研究のため、エキス700サンプルを供給した。
今回は、そのサンプルの一つから植物の茎に含まれる「ペリプロシン」にがんや糖尿病などの発症の原因となる細胞の異常な働きを抑える効果があることを発見。連携協定をきっかけに研究内容が加速し、ことし5月に論文を発表した。
今回の研究成果では、「ペリプロシン」が正常な細胞へ与える影響が少ないというデータも出ていて、これまでの抗がん剤と比べて、副作用が少ない 新たな治療薬の開発が期待されている。

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