懐かしい列車のヘッドマークを一堂に展示 特急「まつかぜ」や寝台特急「出雲」、廃線の「三江線」も

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鳥取2021.05.03 19:58

米子市の山陰歴史館で、かつて山陰を走っていた列車のヘッドマーク展が開かれている。ヘッドマークとは、主に特急列車の先頭車両に取り付けられるマークで、列車のシンボル的存在だ。実は去年、JR西日本米子支社が山陰歴史館に鉄道資料を寄贈。そこで貴重な品々を多くの人に見てもらおうと企画した。
かつて京都から山陰線を通り、博多まで結んでいた特急「まつかぜ」に、江津駅から広島県の三次駅までを結んでいた三江線が、3年前のラストランでつけたヘッドマークなど、約100点の鉄道資料が展示されている。
米子市の来場者:「三江線のさよならのヘッドマークが寂しい感じがして。小さいころおじいちゃんたちとよく乗っていた。」
そして一番の目玉は、寝台特急「出雲」のヘッドマークだ。「出雲」は、東京から出雲市駅や浜田駅を結んでいたブルートレインで、最盛期には1日2往復を運転。備え付けのベッドがあることから、「走るホテル」とも呼ばれていた。山陰から夢と希望を乗せて進学や就職のため、東京から思い出を作るため観光客を乗せるなど、多くの人に親しまれていた。しかし、利用客の減少や車両の老朽化により、2006年3月のダイヤ改正で、惜しまれつつも廃止となったのだ。この日、当時出雲で食堂車に勤務していたという男性が訪れた。
萱野一光さん:「"故郷に"というイメージですね。お客さんと食堂車のスタッフとか、専務車掌さんとか、すべての人がその空間の中で1つになれるというような、他の特急列車では味わえないような和やかな列車だなと」
今はない列車の数々。それでも、1人1人の記憶と思い出の中で今も走り続けている。
さらに、今回の企画展ではNゲージのジオラマも展示。ヘッドマークが展示されている特急「やくも」や寝台特急「出雲」など、山陰にゆかりのある列車の運転体験をすることができる。(5月5日まで。その後は不定期展示)
米子市立山陰歴史館 笹尾庸嵩主任学芸員:「当時、廃線した列車などもございますので、そういった列車に乗った方々には懐かしんでいただいたり、乗ったことない方なども、米子の周りでこんな列車が活躍していたんだな、そういった歴史をたどっていただけたらと思います。」
大ヘッドマーク展は7月25日(日)まで開催している。

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