災害の爪痕は今も 江の川の氾濫から1か月 浸水家屋は今も片付け続く

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島根2021.09.13 19:35

先月中旬、西日本に停滞した前線による大雨で、島根県西部の江の川流域では、6か所にわたって氾濫が発生。浸水被害が相次いだ氾濫からおよそ1か月たった現状を取材した。

広島県の山間部から江津市までおよそ190キロにわたって流れる江の川。先月14日、停滞した前線の影響による大雨で、江の川流域の6か所で氾濫が発生一時、江津市の3つの地域では、警戒レベル5の「緊急安全確保」が出された。江の川から大量の水が支流に逆流、いわゆるバックウォーターにより氾濫。一帯が冠水し、道路や農地がどこにあるのかわからない状態になっていた。この氾濫や大雨によって島根県全体では、水稲被害が約3087万円
野菜の被害が842万円にも上っている。

江津市桜江町田津地区はこれまで何度も水害に見舞われている地域。先月の氾濫でも田畑や道路の区別がつかないほど冠水し、道路の一部は今も通行止めとなっている。氾濫のすさまじさは今も、ありありと残されていた。さらに大雨や氾濫によって、江の川流域では、床下浸水が15棟、床上浸水が5棟発生。江津市桜江町の、渡さんの住宅も、床下浸水に遭った。床下・床上浸水の被害はこれで5回目となる。渡さんの住宅を訪ねると。1階の客間や仏間、寝室など4部屋の床板を外して乾燥させた状態で置かれていた。

渡淳也さん:「ここで前は寝起きしてたが、今は離れに行かないといけないし、ちょっと不便です。」

現在は、寝室を母屋の隣の離れに移していて不便を強いられている渡さん。ようやく床下の乾燥や消毒作業が終わったことから後は、板をはめなおす段階に入ったところだった。しかし。

渡淳也さん:「下の木が浸かっているので、ここに湿気が上がってくるので、板が湿気で曲がり、今はまらない状態になっている。」

前回の水害の際にあたらしくした床板だが、今回、水を含んだことで木が反り返って変形。以前のようにはまらなくなっていた。今一度業者に頼んで床板を削って、作り直す必要があるという。度重なる、水害に耐えてきた渡さんの住宅。生まれ育った家だからこそ大事に守っていきたいという。

渡淳也さん:「毎年毎年のことではあるが、早く堤防を作ってほしい。何年後に堤防ができるのかなという感じ。」

毎年のように襲い掛かる江の川の水害。周辺住民も、早期の水害対策を願いながらの生活が続いている

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