寒波で被害を逆手に 糖度上昇の白ネギ販売へ

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鳥取2021.01.13 19:42

寒波に見舞われた山陰地方では、各地で農業被害が相次ぎ雪のため白ネギの葉も折れたり、凍結してしまったりと収穫に影響が出ている。
鳥取県八頭町にある田中農場でも、白ネギの葉は凍結し、茶色く変色するなどしたため規格外となって通常の出荷はできない。しかし、田中里志代表取締役は「この寒さを乗り越えたからこそ土の下にはとっても甘くてやわらかな白ネギがあるので、これをぜひ売っていきたい」と話す。
0度以下の畑で育つ野菜は、自らが凍ってしまわないよう、防御反応としてでんぷんを糖分に変化させる仕組みがある。田中農場では土の温度がマイナス9度まで低下したため、白ネギの糖度は約12度まで上昇。みかんや柿などと同じほどの甘さに仕上がった。
田中里志代表取締役は「本来だったら本当に困った状況なわけだが、せっかく甘く育ったネギがこの寒波でさらに甘くなっているので、このおいしさをぜひ届けたい」と考え、これを「極寒越冬白ネギ」と名づけ、あえてブランド化した。
出荷の際には青い葉の部分を切り落とすため、見た目は少し不格好だが、品質は例年以上のできだと自信をのぞかせていた。
おすすめの食べ方は、味付けをしない、シンプルな焼きネギ。素材の味を存分に楽しめるというこの「極寒越冬白ネギ」は、15日から田中農場のホームページで販売を開始するとしている。

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