路線バスでとれたて農産物を運ぶサービス 高齢農家の負担減らし農業の活性化へ 鳥取県日野町

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鳥取2021.04.05 19:43

高齢農家の負担を減らそうと、生産した農産物をバス停に集荷し、路線バスで直売所まで輸送するサービスが鳥取県日野町で始まった。
鳥取県日野町にある上菅駅前のバス停。5日朝7時過ぎ、そこに置かれていたのは、朝収穫したばかりの野菜。
地域おこし協力隊 打越仁詞さん:「(地元農家から)野菜を、山菜やサツマイモなどあずかってきました。」
鳥取県日野町で5日から、地元農家が生産した新鮮な野菜を路線バスで集荷し、直売所まで無料で輸送するサービスが始まった。農産物の出品を希望するものの、自動車で直売所まで持ち込むことが困難な高齢農家の要望に応え、地元の町営バスを活用した今回の取り組みが企画された。
全長13キロある路線を対象に、バス停4か所で朝早く収穫された農作物を運転手が受け取り、座席に積んで直売所へと向かう。バスには、もちろん野菜だけではなく、病院に通う高齢者や通学の中学生なども乗車している。
Q野菜と一緒にバスに乗り感想は?
乗客(中学生):「野菜と一緒に学校に行くというのはちょっと変な気持ちですけど。」
乗客:「いいもの(野菜)があったら、私も欲しいなと思ったけど。」
そして路線バスは、約40分後、町営バスの車庫近くに到着。野菜は軽トラックに移し替えられた後、近くの金持テラス内にある直売所の店頭に並んだ。農家の負担は、直売所への販売手数料のみで、輸送量は無料となっている。
利用した農家:「いいですよ、この取り組み。(地元の)皆さん、輸送手段のない人が助かりますよ。」
日野町産業振興課 入澤眞一さん:「(町営バスも)日頃からお客さんが凄く少ないと聞いておりましたので、そういった(座席が)空いている部分を有効活用しながら、それが農家のプラスにもなり、特産品の振興につながると期待しています。」
路線バスで乗客とともに地元の農産物を運ぶ取り組みは、鳥取県内で初めてだという。今後の公共交通の維持や農業の活性化に向けてもその成果に注目が集まりそう。

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