大規模火災から一か月 思い出探す住民の姿 「命があればなんとか…」 人々の支援に感謝

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島根2021.05.03 19:50

4月1日、松江市島根町の住宅地で発生した大規模火災から1か月が過ぎた。出火原因が未だに特定されていない中、焼けた住宅の住民が片付けをする姿もあった。
先月1日、松江市島根町の海岸沿いの住宅地で発生した大規模火災。強い風にあおられ炎は周辺の住宅をのみこみ、山の上のコテージまで燃え広がった。
鎮火まで、22時間を要した火災。全焼22棟を含め、32棟が被害を受け、4人がけがをした。警察や消防による実況見分が行われたが、火災原因の特定には至らず、調査が続いている。
火災から1か月が過ぎた2日、現場には2人の姿があった。1人は火災によって自宅が全焼した漁師の品川紀清さん(80歳)だ。火災発生当時、自宅で風呂に入っていたという品川さんは、急遽屋外へ避難。家族もケガはなく無事だった。
品川さん:「命があればまだなんとか、子供がいればがんばっていけると思う」
現在は地区内の家族の家に住んでいる品川さん。2日は、連休を利用して帰省した孫と一緒に、燃えた自宅の片付けをしていた。
品川:「よく燃えたからなかなか探すのも…。全部焦げていて全部だめだ」
県外で暮らす、孫で大学生の雄紀さん(20歳)は勉強部屋があった付近から中学・高校時代の思い出の品を見つけた。しかし自宅に置いていた勉強道具をはじめ、思い出の写真なども焼けてしまったという。衣類や生活用品なども無くなったが、避難所をはじめ、近所の人などからの支援物資によって、生活用品はそろいつつあるという。
品川さん:「(服などを)離れたところの人が持ってきてくれたりして、ありがたいことだなと思って、その心は本当に忘れられない」
火災原因の特定や被災者の生活再建には、まだ多くの時間がかかることが予想される大規模火災。連休明けからは、松江市が住民の合意の上で、本格的ながれきの撤去に入る予定だ。

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