【解説】台風14号の影響は?観測豆知識も 風の観測方法とは?スタジオで実演も

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鳥取2021.09.10 19:55

気象予報士:
9月10日は山陰両県で青空が広がりました。
週末も晴れ間は出るものの、雲が多くなりそうです。

まずは、気になる台風14号の進路を見ていきます。
猛烈な台風14号はフィリピンの東の海上を北西に進んでいます。10日夜から来週にかけて、東シナ海を北上していく見込みです。太平洋高気圧の勢力が弱まれば、台風が右寄りに進んで山陰地方に接近する恐れもあります。まだ予報円が大きく進路が変わりやすいため、週末も最新の予報をこまめに確認するようにしてください。

ところで、風の強さというのはどのように観測されているかみなさんご存知でしょうか?

鳥取地方気象台鳥取市にある鳥取地方気象台の鉄塔に、日々風のデータを観測しているあるものが設置されています。
それがこちら。風の向きや風の強さを観測する風向風速計です。
風によって回転する胴体の向きで風の向きを、プロペラで風の強さを観測しています。秒速90m以上の風速にも耐えられる強度があり、3秒間の平均を瞬間風速、10分間の平均を平均風速としています。

そんな風向風速計を、鳥取地方気象台からお借りしてスタジオに持ってきました。
こちらは40年ほど前まで実際に観測に使われていたものですが、   仕組みは現在と同じです。手で回すと、このように風速が表示されます。

では、ここで問題です。台風は熱帯低気圧のうち最大風速がおよそ17m/s以上のものを指しますが、このプロペラを手で力いっぱい回すと、どのくらいの風をおこせるでしょうか?
①10メートル未満②10~17メートル③17メートルを超える

実際にやってみます。
力いっぱい回しましたが、3、4メートルほどにしかなりません。扇風機の「強」くらいです。ということで、正解は①番でした。

台風の基準となる風速17メートルというのは時速60キロで走る自動車と同じくらいの速さです。人の力では生み出せないので、それだけ台風の風が強いことが改めて分かります。

また、こちらは風の強さと吹き方を表したものです。台風となる風速17メートルでは、傘がさせず風に向かって歩くのが難しくなります。台風14号は現在最大風速が54メートル以上の猛烈な台風で、樹木が倒れたり倒壊する家が出たりする強さです。台風が接近してからの作業は非常に危険ですので、早めの雨対策・風対策をお願いします。

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