石川県内など4か所に北陸新幹線の建設局 工事の円滑化図る
開業が一年遅れる見通しとなっている北陸新幹線の金沢敦賀間。鉄道・運輸機構は工事の円滑化を図るため石川県小松市など沿線自治体に新たに建設局を設けた。
石川県小松市内に新たに設けられたのは北陸新幹線の建設局だ。
北陸新幹線の金沢・敦賀間を巡っては工事の遅れが発生し開業時期が1年遅れる見通しとなったが、沿線自治体への情報共有が不十分だったことが課題となっていた。
こうしたことを受け、鉄道・運輸機構はこれまで工事を主管していた建設局の大阪支社を廃止し、今年度から大阪のほか、小松、福井、敦賀のそれぞれに建設局を設置した。
2日の開所式で建設局の河内隆理事長は「失った信頼を取り戻すためには目標を確実に達成することが何よりも大切だ」と職員に向けて訓示した。
一方、去年ひび割れが確認され現在、追加工事が行われている加賀トンネルについて鉄道・運輸機構は工事はことしの6月末までに完了する予定で全体の工程への影響はないとしている。
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