石川県の能登高校に「地域留学」の第1号 香川県から生徒1人が1年限定で編入 過疎進む奥能登に活気を!

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石川2021.04.08 19:39

8日、石川県内各地で入学式や始業式が行われ、新学期がスタートしている。こうした中、生徒数の減少が進む奥能登の能登高校では、「地域留学」という新たな制度による生徒の受け入れが始まった。

8日朝。能登高校に登校する生徒たちの中に、この春、編入してきた2年生の男子生徒の姿があった。香川県の高校から来た高砂信章さんだ。

始業式では、さっそく檀上で「1年後に後悔しないように充実した学校生活を送りたいと思っているのでよろしくお願いします」とあいさつした。

1年後、というのには理由がある。高砂さんは、全国の高校2年生を対象に、地方の高校で1年間だけ生徒を受け入れる、国が新たに始めた事業「地域留学」の第1号。能登高校は県内、そして北陸3県で唯一の対象校だ。

高砂さんは、「思い出に残る方法で能登高校まで行きたい」と自転車で香川から600キロの道のりを1週間かけて走り、3日前に到着した。

能登高校への編入は、水産課の大学を目指す第一歩で、乗船実習もあり、水産業について学べる環境にあることが大きな要因だったという。

一方、能登高校のある奥能登では、深刻な人口減少に伴い、各高校の生徒数も年々、減っている状況だ。現在、5つある公立高校はいずれも入試の合格者が定員割れとなり、能登高校は定員80人に対して57人。最も少ない門前高校では、11人だ。

そして、能登高校の入学者数の推移を見ても、11年前は100人を超えていたが、減少傾向が続いている。

1年間限定ながら、これから始まる能登での高校生活に胸を膨らませる、高砂さん。学校側や町もこの「地域留学」のきっかけに地域の活性化につながればと期待を寄せている。

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