石川県能登町小木 イカの町としての活気を 町では新たな取り組みも…

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石川2021.06.07 20:26

近年、スルメイカの不漁に頭を悩ませてきたイカの町、能登町小木。その小木ではいま、再び、活気を取り戻すための取り組みが始まっている。今シーズンのスルメイカ漁が始まる中、町の現状を取材した。

全長およそ13メートルの大きなイカ。子どもたちが遊んでいるのは、ことし3月に完成した新たなモニュメント。すぐそばには能登町の情報発信拠点として誕生した観光スポット「イカの駅・つくモール」がにぎわいを見せていた。

中には、スルメイカの加工品が並び船の中で急速冷凍された船凍イカを使ったメニューも楽しめる。

長年、イカの町として、栄えてきた能登町小木。ただ、近年はイカの不漁が続き、かつての活気は影をひそめている。

今シーズンの出港を前に、荷物を積み込んでいたイカ釣り船の船長は「(中国船が)相手のEEZの中入り、目の前で操業する。去年は特にすごい数でびっくりした」と話す。外国船の密漁で思うように操業できず去年、小木港であがるスルメイカは過去10年で3番目に低い水揚げ量となった。

さらにコロナの影響で一部の技能実習生が来日できず、例年より少ない人員で出港せざるを得ないという。

こうしたなか、去年からイカ釣り船の一部は日本海以外の漁場に活路を求めることに。北太平洋でのアカイカ漁だ。昨年は4隻、ことしは3隻が、アカイカ漁に出ているという。

イカの町、小木の灯を絶やさないための操業。こうした思いは、周辺の加工会社も同じだ。スルメイカの価格が高騰し、一時は業態の転換も考えたと話す店主は、アカイカを使った商品も売り出すつもりだという。

また、最近は、新たな観光スポットの誕生でこんな効果も。イカの駅のつくモールがオープンし、予想外に販売数が伸びたという。

そして、6日、今シーズンのスルメイカ漁に向け、船は日本海へ。大きな困難に向き合うイカの町。かつての輝きを取り戻すための取り組みは続く。

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