タクシー業界の現状「持ちこたえられない」

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富山2021.06.09 19:03

 富山市の新富自動車がタクシー事業からの撤退を発表しました。県内のタクシー業界は新型コロナウイルスの影響で利用客の減少に
歯止めが利かない状態が続いています。

 新富自動車は今月15日でタクシー事業から撤退すると9日発表しました。新型コロナウイルスの影響でタクシーの利用客が大きく減り、去年4月から時短営業や休業をして車両の稼働やコストを抑えるなど対応してきましたが、昨年度の売上げが前の年と比べておよそ8割減るなどしたため、撤退を決断しました。会社は存続し、駐車場貸し出しなどの事業は続けるということです。

 県内のタクシー業界では新型コロナの発生以降、経営難から事業の断念や譲渡などが相次いでいます。ことし3月には富山市の富山地鉄タクシーが廃業しました。県タクシー協会によりますと、おととし4月には県内会員事業所の運送収入はおよそ3億9000万円でしたが、県内での感染が拡大した去年4月は3割程度のおよそ1億2500万円、ことし4月もおよそ2億400万円にとどまっています。

 県がタクシー1台あたり15万円の支援を行うなど、救済の動きはありますが、人件費などで消えてしまうのが現状だということです。県タクシー協会は「このままいけば持ちこたえられないと話す事業者がほとんどだ。早くコロナが収束してほしい」としています。

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