北日本製薬(上市町)に業務停止命令

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富山2021.09.14 18:30

 「くすりの富山」の信頼をまたも揺るがしかねない問題です。漢方薬を承認書と異なる方法で製造した上、うその記録をしていたなどの違反があったとして、県は14日、医薬品医療機器法に基づき上市町の医薬品製造販売会社、北日本製薬に対し製造と販売について、それぞれ業務を停止する命令を出しました。

 県によりますと、処分内容は、製造業の業務停止を16日から26日間、製造販売業の業務停止28日間、それに違反の原因究明などの業務改善命令です。

 北日本製薬は、ことし6月から今月にかけて異物混入や製造方法の問題を理由に24種類の商品回収を進めています。

 県が、ことし6月に行った通告なしでの立ち入り検査などから国の承認書と異なる方法で医薬品を製造したうえ、承認書通り製造したと、うその記録をしていたなどの違反が明らかとなりました。

 県によりますと、少なくとも2004年にも同様の違反があったということです。北日本製薬は、1942年に上市町で東亜製薬として創業した漢方薬の製造販売会社で、2013年に現在の社名になりました。

 製品は、主にドラッグストアや配置薬業者へ販売していて、健康被害は今のところ確認されていないということです。

 北日本製薬の川村雄一常務取締役は「法令順守の組織体制が整っておらず深く反省している。業務改善に向けて全力で取り組む」とコメントしています。

 ことしに入り、県内の医薬品製造会社への行政処分は、富山市に本社があるジェネリック医薬品メーカー日医工への業務停止命令に続いて2例目です。

 県薬業連合会の中井敏郎会長は「日医工の問題を受け、製造・品質管理の講習会実施や、法令順守を呼びかけるなど取り組みを続けていたさなかに、会員企業が行政処分を受けたことは、大変残念なことであり慙愧に堪えない」とコメントしています。

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