若者の接種率アップへ 富山の自治体も腐心

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富山2021.09.15 19:04

 新型コロナウイルスに対する取り組みの今後を考えるシリーズです。

 対策の鍵とされるワクチン接種は、県内でも12歳以上全ての年代で予約と接種が始まっています。一方で若い世代の接種率が低い傾向があり、各自治体は若者への情報発信を強めています。岡田記者がお伝えします。

 先週、滑川市で始まった夕方からのワクチン接種。

 学生や仕事帰りの社会人に接種してもらおうという取り組みです。会場には中学生の姿も。

 中学生
 「すぐにでも接種したかったので、受けてよかったです」

 滑川市 産業民生部 網谷卓朗部長
 「できるだけ早い段階において、若い人たちに理解いただいて接種いただくことが必要と考えておりまして、県内に先駆けてイブニング接種これまで検討してきて、ようやく実施になったということでございます」

 こうした、夕方から夜間の接種は県の大規模接種会場でも先週末から始めています。また富山市は15日から始めます。

 県内各自治体が若者の接種を進めようと工夫を凝らす理由、それは。

 県内で今月6日から12日までに判明した感染者97人のうち、ワクチンを接種していなかった人は87人と9割近くを占め、ワクチンの感染防止効果が現れています。一方で、若い世代のワクチン接種は、他の世代に比べて進んでいません。

 先月末に集団接種を終えた朝日町では、2回接種した人の割合がすべての世代の平均で8割を超えるのに対し、20代は6割余りに       とどまっています。

 若者は、感染しても重症化しないなどの思い込みからワクチン接種に対する関心が他の世代に比べて低いのではないかという指摘があります。

 若者たちに接種に関する情報を伝えようと、県内でも取り組みが進んでいます。

 魚津市健康センター 森山明所長
 「20代、30代の方にワクチンというものはどういうものか理解をして判断していただく、そういった材料が身近にあるということが大事かなと」

 魚津市は、接種に関心を持ってもらうきっかけを作ろうと、20代、30代で接種を2回済ませた人を対象に商品券がもらえる取り組みの応募受け付けを15日から始めました。その告知をするホームページでは、若い世代に向けてワクチンに関する情報発も行っています。

 魚津市健康センター 森山明所長
 「ワクチンの効果ですとかワクチンの副反応がどういったものがあるとかですとか、そもそもワクチンとはどういうもの。副反応もきちっと伝えて、でもメリットもあるんだよということもご理解をいただきながら判断していただく、接種の判断をお願いしたいなと思っています」

 呼びかけているのは、若者にワクチンについて自ら考えてもらうことです。

 県内では感染者の減少傾向に伴い、まん延防止等重点措置が解除され、県立高校では13日、2学期が始まりました。

 しかし県独自の警戒レベルは最も高い「ステージ3」が続いています。学校でも、オンライン授業や分散登校、そして学校行事や部活動の制限など感染を再び拡大させないための対応がとられています。

 エブリィでは先日、県内の高校運動部のキャプテンがSNSに投稿した文章を紹介しました。

 「全員がもう一度だれかのために我慢して自粛をすれば陽性者は
少なくなると思います。お願いです。他にもいろんな人が自粛に苦しんでいます。外で遊んでいる人たちお願いです。協力してください。自粛しましょう。マスクしましょう。僕のこの発言が誰かの背中を押すと信じて発言しました」

 同じ若い世代に、感染防止への意識を持とうと呼びかけています。

 KNB 岡田亮平記者
 「若い世代へのワクチン接種が本格化する今、ワクチン接種を他人事とするのではなく若者自らが考え積極的に判断することを期待したいと思います」

 県内や全国では、若い世代の感染の増加や重症化するケースも報告されています。自分のこととして、そして社会全体に関わることとして関心を持ってもらいたいと思います。

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