志賀原発に近い活断層を調査 原子力規制委

この記事をシェア

  • LINE
富山2021.11.19 19:07

 北陸電力が再稼働を目指している石川県の志賀原子力発電所が新規制基準に適合するかを審査する原子力規制委員会の現地調査は19日、2日目の調査が行われました。原発から最も近い福浦断層を調べました。

 現地調査に訪れているのは、原子力規制委員会の石渡明委員と原子力規制庁の職員で、19日は志賀原発の東側およそ1キロにある福浦断層を調べました。

 北陸電力は、志賀原発の周辺5キロ圏内にある断層9本のうち4本を活断層と評価していて、最も近いのが福浦断層です。

 石渡委員は18日、この断層について志賀原発の耐震設計を決める基準となる地震の揺れを設定するうえで「非常に重要な断層」で、どこまで伸びているかを確定する必要があるとしました。

 19日は、福浦断層の北側の端を確認するため、北陸電力が断層を見つけられた場所と、見つけられなかった場所の両方を調べました。

 北陸電力は、見つけられなかった場所を端と位置付け、断層の延長をそれまでの2.7キロから3.2キロに伸ばしています。

 石渡委員は、「北側はあまり問題はない」が南側の端についてはデータが不足していると指摘しました。

 2日間の調査を終えて石渡委員は。

 原子力規制委員会 石渡明委員
「有識者会合では問題になっていなかった、しかし原子炉の重要施設の直下の断層が何本かあり、その評価は今回初めて、実際露頭で見た。疑問に思った点もありますので今後の審査会合で明らかにしたい。特にということで言えば2号炉の直下にあるS4断層は以前は全然見ていなかったので。断層の問題は、1か所でも活動性がある場所があるとダメなんです。」

 また原子力規制委員会がかつて北陸電力に対し、「マイナスからの出発だ」と指摘した点について、現在の状況を問われると。

 原子力規制委員会 石渡明委員
「まあどうですかね、その比喩で言えばマイナスがゼロになったぐらいのところですかね。」

 現地調査は19日で終了し、北陸電力は指摘された点をさらに調べます。

 原子力規制委員会はその内容も踏まえて審査していきます。

見出し、記事、写真、動画、図表などの無断転載を禁じます。
当サイトにおけるクッキーの扱いについてはこちら
『日テレNEWS24 ライブ配信』の推奨環境はこちら

最新ニュース