奥田交番襲撃事件 警備員遺族が賠償提訴

この記事をシェア

  • LINE
富山2021.06.11 19:25

 3年前の奥田交番襲撃事件で、犠牲になった警備員の妻が「夫が殺害されたことについて、県警の警察官の職務執行に重大な落ち度があった」として、県などに損害賠償を求める訴えを11日富山地方裁判所に起こしました。

 訴えを起こしたのは事件で犠牲になった警備員・中村信一さんの妻です。

 この事件は2018年6月、富山市の奥田交番に元自衛官の島津慧大被告が刃物を持って押し入り、当時の交番所長を殺害したあと、奪った拳銃で近くの小学校の正門前にいた警備員の中村信一さんを射殺しました。

 訴えで、中村さんの妻は、事件発生の通報を受けた県警の通信指令課の警察官や、現場に駆け付けた警察官が近隣住民の命を守るための適切な指令や警告を怠ったことが中村さんの殺害につながったと主張し、県と被告に2602万円の損害賠償を求めています。

 原告の代理人 清水勉弁護士
 「誰が悪いという犯人探しをするのではなくて、どういう落ち度があったかということを、みんなで検証して、こういう事件が起こらないようにすることの方が重要なんじゃないかということを、中村さんは考えるようになったんです」

 また中村さんの妻は「交番所長や相談員は必死に犯人と戦った」としたうえで、訴えの真意を語りました。

 中村さんの妻
 「主人の事件を教訓に警察の方も、いまひとつ初動のあり方とか、緊急事態の適切な判断と行動ができるようにしていってもらうのが大事だと思ったので。それだけですね」

 訴えについて県警は「訴状の内容を確認できていないのでコメントは控える」としています。

見出し、記事、写真、動画、図表などの無断転載を禁じます。
当サイトにおけるクッキーの扱いについてはこちら
『日テレNEWS24 ライブ配信』の推奨環境はこちら

最新ニュース