大雪の交通対策 骨子まとまる
先月の大雪で県内の道路で車の立ち往生が相次ぎ、公共交通機関も運休が続いたことを受けて、県は22日の会議で道路除雪の体制強化や列車の運行確保に努めるなど対策の骨子をまとめました。これをもとに地域防災計画など県の雪対策を全面的に見直します。
県がまとめた大雪の場合の交通対策は「道路除雪」「公共交通機関」「情報収集と発信」の3つの柱で構成しています。
「道路除雪」に関しては、災害級の大雪の時は日中に除雪するなど道路除雪の出動を強化するほか、拡幅などの作業を進めるための 除雪機械を確保することなどを明記しました。
「公共交通機関」については、列車運行の確保のため道路除雪と連携を図ります。
また「情報収集と発信」については、どのくらいの雪が降ったらどう対応するかといった、道路管理者などと連携してのタイムライン=「段階的な行動計画」を次の雪のシーズンをめどに作成し、県の地域防災計画も見直すとしています。
会合では有識者から、大雪の時は車に乗らず、交通量を減らすことをもっと県民に発信するべきだという指摘や、災害級の大雪の定義や、降る量によって想定される出来事を県独自に整理して県民と共有した方がいいという声があがりました。
またタイムラインはもっと早く作るべきだという指摘もあり、新田知事はこれらの意見を踏まえて対策を取りまとめます。
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