障害者と家族 いま必要な支援は

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富山2021.06.08 19:31

 クラスターが発生した射水市の障害者支援施設「いみず苑」の関係施設が、8日から通所利用者の受け入れを再開しました。しかし施設利用者の大半は現在もサービスを利用できていないのが現状です。今必要な支援について考えます。

 8日から受け入れを再開したこの施設は「いみず苑」と同じ社会福祉法人が経営していて、これまでのところ利用者から感染者や濃厚接触者は確認されていません。利用者の家族から「仕事にも行けない状況で、少しでも早く再開してほしい」という声を受けて、8日から人数を制限し、受け入れを再開しました。

 ただ、いみず苑が経営する施設全体では120人以上の利用者がいて、今も多くの人が施設でのサービスを受けられない状態です。

 また、一部の感染者は県が「自宅療養」と判断し、家族が感染の危険を感じながら、家で世話をしているという事例もあります。

 このことについて県は、陽性者は「原則入院」としながらも障害者については、医療現場のひっ迫を理由に、自宅療養にしたと説明しています。

 この事態に、富山型デイサービスを生み出した惣万佳代子さんは、利用者や家族に対して「新しい支援の形を探るべきだ」と話します。

 惣万佳代子さん
 「入院を第一にあげているのだとすれば責任がある。その人の暮らしを守ってほしい。それと1ヵ月とか仕事を休まなければならない人たちの補償とかもしてあげないといけないと思う」

 感染した障害者の家族の中には、入院する場合は「手足を拘束する」と告げられ、入院を諦めた人もいました。惣万さんは、入院であろうと自宅療養であろうと、本人に寄り添った支援を講じるべきだと話します。

 「私から見たらトイレも手洗いもごはんも食べられれる人なのに何故縛らないといけない。自宅療養でも安心してできる自宅療養なら理想かもしれない。その子によってどれを選ぶのかなのかもしれない」

 射水市は9日あす以降、いみず苑の通所利用者に対して食事の支援を行う事にしていますが利用者と家族はいまも、不安のなかで過ごしています。

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