小さい秋みつけた 氷見市早借地区

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富山2021.11.23 18:56

 県内では秋が深まり、冬の足音がはっきりと聞こえるようになってきました。氷見市の山あいでは小さな秋に思いを巡らせる人々の物語がありました。

 氷見市の山あい。稲刈りあとの田んぼに囲まれ、船のように浮かぶ公園がある。

 標高32メートル、地区を一望する程の高さはないけれど、住民たちの憩いの場だ。

 早借自治会区長 待寺三郎さん
 「これはハナミズキです。カワヅザクラは葉っぱの紅葉も楽しめる」

 園内を案内してくれるのは区長の待寺三郎さんと地元壮年会のメンバー。今が紅葉の盛りと言うけれど。何だか少しさびしげ。

 早借自治会区長 待寺三郎さん
 「杉林多いですね、ヤブツバキの群生地みたいになってますから、緑が多いんですね。赤とか黄色とかそういうのは少なくてさびしい」

 公園の整備を始めたのは今から10年前。

 地元住民 窪田喜代二さん
 「最初はこの山、スギの山だったんですよ」

 園内に紅葉する木が少ないのは、まだ若い木が多いからだとか。でもよく見ると結構きれい。

 早借自治会区長 待寺三郎さん
 「7、8年やろこれ、いいがになったわ、きれいや。上は真っ赤や」

 地元住民 窪田喜代二さん
 「京都に負けとらん」

 早借自治会区長 待寺三郎さん
 「京都に負けん、この木はな」

 目指しているのは地元住民が楽しめる憩いの場。でもそんな思いに水を差す出来事が・・。

 早借自治会区長 待寺三郎さん
 「ここです」

 ことし8月の大雨で公園ののり面が崩落。ことし植えたばかりのウメとモミジの苗木が土砂に埋もれた。

 早借自治会区長 待寺三郎さん
 「何というか、せっかく植えたのが、だめになってしもうたなと」

 地元住民 窪田喜代二さん
 「こんなに壮年会も村ももちろんやけど、集まって物事をするっていうのは早借のよさだから」

 早借自治会区長 待寺三郎さん
 「すごいことやちゃ。ボランティアでこうやってね。ほんとにありがたいことやちゃ」

 「カーン、カーン」(鐘の音)

 山里に響く鐘の音。

 心地よい秋風が吹いてきた。

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