高架下道路で南北接続 富山駅周辺のいま

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富山2021.11.23 18:58

 今月20日、富山駅の南北を駅の西側で結ぶ「富山駅南北線」が開通し、駅の南北を新たな道路で行き来できるようになりました。北陸新幹線の開業から6年8か月あまり、変わりゆく駅周辺の様子と、期待の声を取材しました。

 今月20日 午前5時過ぎ。

 岸谷記者
 「午前5時を過ぎました、富山駅南北線を通すため警備員がカラーコーンを外しています」

 賑わいを見せた路面電車の富山駅南北接続から、1年半あまり。1本の道路が静かに南北を貫きました。

 駅周辺の連続立体交差事業の一つ「富山駅南北線」。利用が始まったのは駅の高架下を抜ける170メートルの部分で、同時に完成した一般車両やバスの乗降場を備えた「西口交通広場」と合わせ、駅周辺の利便性向上などが期待されています。

 通行した人
 「(北から南に)回らなくていいのは便利になりますよね」

 富山市活力都市創造部 金山英樹課長
 「(南北線の開通で)交流人口が増加しまして、町の賑わいや中心市街地の活性化につながるものと期待をしております」

 南北線の周辺ではホテルや商業施設の開業準備が進んでいます。来年3月オープンする「ホテルJALシティ富山」は今月、宿泊予約を開始しました。

 ホテルJALシティ富山 山﨑規嗣 開業準備室長
 「元々富山というマーケットというのはビジネス客が非常に多い。我々のホテルの特徴としては、レジャー客をしっかり取り込みたいという戦略で臨んでいこうかなと思っています」

 このホテルはシングルルームを設けず、全て2名以上が宿泊できる部屋となっています。1階には富山の食材を提供するレストランも開業予定で、南北線の開通は地元客の利用を見込むホテル側にとってメリットが大きいといいます。

 ホテルJALシティ富山 山﨑規嗣 開業準備室長
 「南北のアクセスが容易になるってことは、大いなるポテンシャルを感じてますし、一方で宿泊の方はやはり環水公園、非常に人気のスポットですので、そこへのアクセスが容易になるのもいいところの1つ」

 こちらも来年3月のオープンを予定する「JR富山駅ビル」です。1階から4階に入る商業施設「MAROOT」には、およそ75店舗が出店予定です。

 (打ち合わせの様子)
 「こっち1500のもので済んだのでショーケースが、レジを伸ばすかここを伸ばすかという話をしているところで…。」

 この日、入店予定の会社との打ち合わせが大詰めを迎えていました。

 (打ち合わせの様子)
 「セルフレジを導入するきっかけっていうのはなんでしょう?」

 「データを撮りたいのがまず1つ、あと現金をスタッフが触りたくないって言う…。」

 商談の相手は入善町の「丸善醤油」。麹を使ったから揚げを県内のイベントなどで移動式の屋台で販売してきましたが、今回、MAROOTに初めて店舗を構えます。

 丸善醤油 佐田洋専務
 「富山県にはこんなところもあるよっていうのを含めて、そこでこんなおいしいものもあるんだっていうのとか、PRっていうのがまず大前提にありまして、富山駅前はすごく魅力ある場所だなということで思っております」

 富山ターミナルビルは、同じく運営する「マリエとやま」などと連携しながら、普段使いができつつより良い日常を味わえる場所にしたいと意気込みます。

 富山ターミナルビル黒瀬俊英常務
 「県外の方もそうですし、県内の方々も前よりアクセスが良くなって生活圏が広がるという面もあるし、南北を意識せず駅周辺という形で一体化してより広いまちづくりという面で取り組んでいけるのではないかと思っています。」

 今月11日にはこれまでアンダーパスだった、県道・牛島蜷川線もまず、う回路で平面になりました。片側2車線に幅を広げる工事は来年7月ごろに完成予定です。

 富山駅をとりまく人々の暮らしの形は、少しずつ変わり続けています。

 駅東側の富山地方鉄道の連続立体交差も、仮線の橋桁が姿を現すなど着々と進んでいて、完成は2026年度末の予定です。工事に時間がかかっている印象もありますが、使いやすく、便利になるよう期待したいと思います。

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