富山県立高校 感染防止と学びの場 両立は

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富山2021.09.13 19:09

 感染拡大のため延期されていた県立高校の2学期が13日から始まりました。学校での感染を防ぎながら学びをどのように確保していくのか。岡田記者のリポートです。

 夏休みを延長していた県立高校。13日から2学期が始まり、通学する生徒の姿が戻ってきました。

 富山市の富山東高校は、密になるのを避けようと学年ごとに登校時間に差を設ける分散登校を行いました。

 「こちらは3年生の教室です。生徒の姿はありません。オンラインでの始業を迎えました」

 立村嘉章教諭
 「きょうはかなり違和感を感じています。君たちが画面の向こう側にいるということを想定しながら、私もきょうはしゃべることになりましたよろしくお願いします」

 富山東高校では、当面、3年生は週に1回、1・2年生は週に2回、自宅でのオンライン授業を実施します。

 富山東高校が本格的にオンライン授業を行うのは13日が初めて。3年生およそ100人が英語の授業を受けました。

 立村嘉章教諭
 「実をいうとそんなに慣れていなくて、どうなるかという不安はあったんですが、やっぱり何とかやったものの、実際に生徒の反応がないというのは、ものたりない面はあったかなと思います。もっとオンライン授業が本格的になれば、例えば板書じゃなくてパワーポイントだったり、生徒が書いている答案がポンと出てきて、一緒に見比べて作文の授業だったり、そういうバリエーションがあるのかなと思います」

 学校での感染防止対策の一環として、県教育委員会は13日から2週間をめどにオンライン授業を組み込むなど、工夫するよう各学校に求めています。

 これまでに県立学校56校の全生徒に対してタブレット端末を配布し、通信環境が整わない家庭に対してはモバイルルーターを貸し出しています。

 ただ、先週までの夏休み補習中にオンライン授業を実施した学校は、13校にとどまりました。県は「タブレット端末の配備の時期に違いがあった」としていて、遅くとも今月中には全ての学校でオンライン授業ができるよう準備を進めるとしています。

 富山東高校 大塚賢志教頭
 「オンライン授業が教師の自己満足になってしまうとまずいので、したがって本当に効果的な教材になっているかということについては多くの教員で評価しあいながらしなければいけないかなと」

 新型コロナの感染防止を図りながらの学校生活は、今後も長引くことが予想されます。対策を講じながら子どもたちの学びの機会をどうやって確保していくか、試行錯誤の2学期が始まりました。

 高岡市は小中学校を対象に先週まで、オンライン授業を選択できる取り組みを行いました。今後も感染拡大に備えて準備を進めてほしいと思います。

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