佐賀のニュース

なぜ司法解剖に3日 佐賀県警 ほかの病院に照会せず

佐賀県鳥栖市で女性が殺害された事件で、佐賀県警が遺体発見後すぐに事件を公表せず、問題視する声が上がっています。遺体の司法解剖が行われたのは発見から3日後で、佐賀県警は、ほかの病院により早く解剖できないか照会をしていませんでした。 この事件は10日、佐賀県鳥栖市の住宅の庭で、大塚千種さん(79)の頭をハンマーで複数回殴り、殺害した疑いで、長崎大学薬学部4年の山口鴻志容疑者(25)が、14日逮捕されたものです。 佐賀県警は10日午後に大塚さんの遺体を発見していましたが、山口容疑者が逮捕されるまで公表せず、その対応を非難する声が住民などから上がっています。 4日間の空白について佐賀県警は「事故か事件か判断がつかなかったため」と釈明しています。 佐賀県警によると、10日の遺体発見後、死因を調べる司法解剖について佐賀大学病院と調整し、土日をはさんで、月曜の13日に行うことになっていたといいます。 しかし、佐賀県警は佐賀大以外に福岡県内の3つの民間病院とも提携していますが、これらの病院に土日に解剖できないか打診していなかったことが新たに分かりました。調整しなかった理由について佐賀県警は、16日の時点で取材に明確な回答をしませんでした。 遺体発見後の対応については「防犯カメラ捜査や関係者などの聴取など必要な捜査は行っていて事件性を軽視していた訳ではない」としています。

佐賀 2021.09.16 17:39

鳥栖ハンマー殴打殺害事件 佐賀県警と長崎県警が共同捜査

佐賀県鳥栖市で女性の頭をハンマーで殴り殺害したとして、大学生の男が逮捕された事件で、佐賀県警は16日から長崎県警と共同捜査を始めました。 この事件は10日、佐賀県鳥栖市の住宅の庭で大塚千種さん(79)の頭をハンマーで複数回殴り、殺害した疑いで、長崎大学薬学部4年の山口鴻志容疑者(25)が14日逮捕されたものです。 長崎県警は山口容疑者が事件の前日である9日に、長崎市の自宅アパートに火をつけた疑いがあるとみて捜査していて、佐賀県警は16日から長崎県警との共同捜査を開始し、情報を共有するとしています。 また司法解剖が遺体発見の3日後となったことについて、佐賀県警は「事件性を軽視していた訳ではない」と釈明しました。

佐賀 2021.09.16 11:52

大雨から1か月 復興支援の動き広がる

佐賀県内に甚大な被害をもたらした大雨から1か月が過ぎました。佐賀市の銀行では15日から復興支援のイベントが開かれています。「マルシェ」と呼ばれる、被災地の事業者による販売会です。 佐賀市にある佐賀共栄銀行の本店。15日から「マルシェ」と銘打った販売会が始まりました。出店しているのは8月の大雨で被災した地域の飲食店や農家などです。 ■白川さん 「1000円ちょうどでよかですよ。すみませんね、どうもありがとうございます。」 「白川製茶園」の代表・白川稔さん(46)。嬉野市など佐賀県内10か所に茶畑をもつ、お茶の生産者です。 ■白川さん 「開催してもらって、ありがとうございますという感謝の気持ち。」 ■白川さん 「ここです。あそこの木の並んでるところが、ずっとここまで並んでたのが、全部、崩落したような形。」 嬉野市にある白川さんの茶畑。一角が大きく崩れています。大雨から約1か月が経ったいまも手つかずのままです。土砂は約30メートル下の別の農家の茶畑に流れ込みました。 ■白川さん 「(発見時)とりあえず、まずぼう然とするしかなかったもんですから、自分の(茶畑)だけじゃなくて、下の人の畑まで土砂が流れていって、まずどうしようからのスタートだった。」 被害は約300万円に上るとみられています。復旧のメドは立っていません。 ■白川さん 「茶園の被害といったら植えてから(出荷できるようになるまで)だいたい5年くらいかかる。去年に引き続いてだったんで、肩を落とすしかない。」 去年7月にも鹿島市などにある茶畑が大雨で被災した白川さん。その茶畑の復旧も進んでいません。 ■白川さん 「でも下向いちゃ、いかんけんですね。」 2年連続の大雨で崩れた畑をどう復旧するか、頭を悩ませながらも白川さんはお茶作りを続けると話します。 ■白川さん 「コロナ禍で、どの業種でも厳しいと思う。その中で、うまいお茶を飲んで、ほっと一息つけるという時間を作っていただきたいなとその一つの手助けになればいいかなと思ってやっています。」 「うまみ」と「香り」が魅力のお茶を多くの人に届けたい。 ことしの大雨の後、初めて参加するイベント。消費者とじかに接することで元気をもらえると白川さんは話します。お茶を買った人は。 ■客(江北町から) 「おいしいですもんね、白川さんのお茶は、飲んだ後、口の中がすっきりするような感じ。」 ■白川さん 「畑どうだった?とかいうお声かけをいただいて、災害はあったんですけれど、前を向いてやっていっています。という話をさせていただいた。(商品を購入してもらえることは)ありがたいという一言に尽きますね。うまいお茶を消費者のみなさんに作って、お出しすることを使命に頑張っていきたい。」 佐賀県内だけで300億円を超える被害が出た今回の大雨。復旧には有形・無形の息の長い支援が必要です。

佐賀 2021.09.15 17:56

鳥栖女性殺害事件 容疑者の足取りが明らかに

佐賀県鳥栖市で79歳の女性を殺人した疑いで逮捕された長崎大学4年の山口鴻志容疑者について、事件前後の足取りが明らかになってきました。 ■有働記者 「大学生の身柄が検察庁に移されます。」 15日午前、送検された長崎大学薬学部4年の山口鴻志容疑者(25)は、フードで表情はわかりませんが、うつむことなくまっすぐ前を向いているように見えます。 山口容疑者は10日、佐賀県鳥栖市の住宅の庭で、大塚千種さん(79)の頭をハンマーで複数回殴り殺害した疑いです。 警察の調べに対し「鳥栖には初めて来た」と話し、大塚さんとの面識はなかったとみられる山口容疑者の事件前後の足取りがしだいに明らかになってきました。 捜査関係者によりますと山口容疑者は9日夜、長崎市内の自宅アパートの室内に火をつけて、ぼやを起こしたとして、長崎県警が放火などの疑いで行方を捜していました。 佐賀県警によると山口容疑者は9日のうちに、JRの列車などを使って福岡市内へ移動します。そして10日、鳥栖市で大塚さんを殺害したとされています。 その後、JRなどで博多を経由して大分県に向かい、事件から3日後の13日、大分中央警察署に自首しました。 放火、そして、殺人という凶行の疑い。山口容疑者を知る人は。 ■山口容疑者を知る人 「医学部を目指していて頭がよくて周囲から一目置かれていた。なぜこんなことを起こしたのか。」 警察は、事件に至る詳しい経緯や動機について調べを進めています。

佐賀 2021.09.15 17:41

ハンマーで女性殴る 殺人容疑で大学生逮捕

9月10日、佐賀県鳥栖市で高齢の女性の頭をハンマーで殴り殺害したとして14日、長崎市の大学生の男が逮捕されました。 FBS有働記者 「事件現場は田んぼに囲まれた静かな住宅街で今も規制線が張られている」 佐賀県警によりますと9月10日の午後1時ごろ鳥栖市酒井東町で「女性が頭から血を流して倒れている」と近所の住民から消防に通報がありました。倒れていたのは、隣の家に住む大塚千種さん79歳でまもなく死亡が確認されました。死因は頭を強く殴られた事による脳機能障害でした。 近所の人 「(死亡した大塚さんは)優しくて物腰が柔らかくて言葉づかいも   丁寧な方。人から恨まれるような人じゃない」 その後、13日正午過ぎになって大分市の大分中央警察署に男が自首し「鳥栖市の民家で女性の頭をハンマーで殴った。とんでもないことをしてしまった」と話したということです。 男は長崎大学薬学部4年の山口鴻志容疑者25歳で、14日未明、殺人の容疑で佐賀県警に逮捕されました。警察の調べに対し山口容疑者は「ハンマーで頭を殴れば、殺してしまうかもしれないと思っていたが確定的な殺意まではありませんでした」などと話しているということです。

佐賀 2021.09.14 12:01

大雨被害から1か月 「再建」か「移転」か揺れる被災地

8月の大雨で1600棟以上が浸水した佐賀県武雄市です。たび重なる被害に移転を模索する店、次の水害を想定して、新たに動き始めた店。それぞれの1か月を追いました。 佐賀県武雄市の「井手ちゃんぽん」本店では9日、大雨から1か月が経ったにも関わらず、水につかった店内の復旧作業が続いていました。 ■井手ちゃんぽん・井手良輔社長 「ここにレジがあったが、だいたいこのぐらいの高さまで(水が)来ている。レジもダメだった。製氷機も使い物にならない。」 創業から約70年。麺を覆い隠す山盛りの野菜がトレードマークの井手ちゃんぽんは、地元の人や観光客に愛されてきました。 2019年には大雨で浸水し、約2か月間の休業を余儀なくされましたが、約2000万円かけて、ようやく営業を再開しました。 しかし。わずか2年後の今年、再び記録的な大雨が襲いました。製麺所も水につかり、本店の再開のめどは、いまも立っていません。被害は2000万円を超え、さらに増える見通しです。 ■井手社長 「被害としては(2年前と)同じぐらいだけれど、精神面では全然違う。やっぱりダメージが今回のほうが大きい。毎年こういう状況になると立ち上がれない。」 何とかふんばって再開を目指していますが、繰り返される浸水被害に、将来的には店の「移転」も考えています。 ■井手社長 「地元の皆様はこの場所か、武雄に残ってくれと言われていて応えたいが、また来年こうなる可能性もあるので、やはり安全な地域に移ってやっていくしかないのかなと。」 災害が再びやってくることを想定して、再建に取り組む店もあります。 武雄市の居酒屋「NUFNUF」は、今回の大雨で店内に大量の水が押し寄せ、冷蔵庫などのちゅう房の機材は、ほとんどが使えなくなりました。被害は約500万円に上るといいます。 オーナーの古賀学さん(47)は次の水害に備えて店の建て直しに取り組んでいます。 ■NUFNUF・古賀学さん 「前回の水害でここぐらいまで来た。その時はクロスも壁も全部取り替えたが、全部変えるよりも、半分に切ってした方が、なるべくコストも抑えられる。いい考えでしょ。」 水につかるおそれがある壁の下の部分はコストの低い材料に変えました。再開に向け奮闘する古賀さんを支えるのは、常連客からの「差し入れ」です。 ■古賀さん 「常連さんが、いつもこうやってお弁当を作ってきてくれる。おにぎりとおかずと。力の源です。毎日作ってきてくれる。毎日。すごいでしょう。早く開店させたい。」 たび重なる大雨の被害を何とか乗り越えようと、それぞれの飲食店の懸命な取り組みが続いています。

佐賀 2021.09.10 17:47

被災した伝統の和紙工房 卒業証書用の和紙づくりを再開

江戸時代から伝わる佐賀県の重要無形文化財「名尾手すき和紙」は、8月の大雨による災害で大きな危機に直面しました。しかし、押し寄せた土砂の片づけを続けながら、子どもたちの「卒業証書」に使う和紙づくりを再開しました。 佐賀市大和町名尾地区。300年以上の歴史を誇る「名尾手すき和紙」の工房周辺には、8月の大雨による被害の爪痕が、いまも生々しく残っています。 名尾手すき和紙の6代目・谷口祐次郎さん(56)は、8月14日の早朝、異変に気づきました。 ■谷口祐次郎さん 「モコモコみたいな、流れるのではなくて、ゆっくり泥が来た。よく見たらこれが土石流なのかなと思って。家の母と家内に"逃げろ"と言って、車に乗って坂を下りていった。すると後ろから(土石流が)迫ってきた。猛スピードで逃げた。」 崩れた裏山から押し寄せた大量の土砂は、工房に隣接する自宅とギャラリーに流れ込みました。なぎ倒された木は窓を突き破り、天井に突き刺さったままです。ボランティアの助けを借りて、自宅の片づけはいまも続いています。 ■谷口さん 「ありがたい。本当に1人じゃなにもできないので助かっている。」 ■谷口さん 「工房の中には(土砂は)入ってきていない。」 自宅の隣にある工房の内部は大きな被害を免れました。谷口さんは急いで取りかからなければならない大事な仕事を抱えていました。 ■谷口さん 「いま卒業証書をすいているところで中断しているので早急にやらないと。」 伝統の「名尾手すき和紙」は佐賀市の全ての中学校と一部の小学校や高校などで「卒業証書」に使われています。約7000枚を10月までに仕上げなければなりません。 被災した自宅には帰れず、谷口さんはいま、家族とともに近くの市営住宅で暮らしています。 ■谷口さん 「若干慣れたが、通うというのが初めて。きょうから始める。本格的ではないが第一歩。」 ■作業 被災から20日後、谷口さんは子どもたちのために卒業証書用の紙すきを再開することにしました。 ■谷口さん 「いいと思う。厚さは丁度いい。久しぶりなのでできてよかった。それだけ。待たせている人がいるので間に合わせないといけない。(証書は)あと半分ぐらいなので、なんとか間に合うかなと、それで一安心。作業できる状態までもってきたので少しはほっとしている。」 谷口さんは大量の土砂が押し寄せた自宅に再び戻るかどうか、決めかねているといいます。 江戸時代から続く名尾手すき和紙。きょうも工房に紙をすく音が響いています。

佐賀 2021.09.09 17:57

「まん延防止等重点措置」の延長 要請しないと佐賀県知事

佐賀県の山口知事は7日、唐津市の中心部に出されている「まん延防止等重点措置」について、期間の延長を政府に要請しないと発表しました。 ■佐賀県・山口知事 「佐賀県としては9月12日まで行っております『まん延等防止措置』について、国に(延長を)要請しないこととしたいと思います。」 唐津市の中心部には、8月27日から「まん延防止等重点措置」が出されていて、期限は9月12日までとなっています。 期間の延長を要請しない理由について佐賀県の山口知事は、唐津市の感染者数が佐賀県全体と同じ水準に下がったことなどを挙げています。 また、唐津市以外の地域で出されている午後9時までの時短要請についても、状況の変化がなければ、9月12日で終了するとしています。

佐賀 2021.09.07 19:07