佐賀のニュース

豪雨で2度被災の名物ちゃんぽん店 4か月ぶりに営業再開

麺を覆い隠す山盛りの野菜が人気、佐賀県武雄市の井手ちゃんぽんは、おととし、そして8月と2度にわたり、記録的な大雨の被害を受けました。浸水の影響で休業し、まもなく4か月となる2日、ようやく営業を再開しました。 佐賀県武雄市の井手ちゃんぽん本店で2日、営業再開に向け、最後の準備が行われていました。 再スタートを祝い、地元の企業などから届けられた花が並びます。 ■井手ちゃんぽん・井手良輔社長 「3か月半というブランクがあるので、皆緊張している。だいぶん待たせてしまっているので、常連さんに来てもらって、いつもの顔ぶれが見られれば。」 創業から70年以上。麺を覆い隠す山盛りの野菜がトレードマークの井手ちゃんぽんは、地元の人や観光客に長く愛されてきました。 おととしの大雨で浸水し、約2か月の休業を余儀なくされましたが、約2000万円かけて営業を再開しました。 しかし。それからわずか2年後の8月、再び、記録的な大雨に襲われたのです。 ■井手社長 「ここにレジがあったが、このぐらいの高さまで(水が)来ている。レジもダメだった。製氷機も使い物にならない。」 今回の水害による被害額は約5000万円。代表の井手さんは繰り返される被害に、店の移転が頭をよぎるようになりました。 ■井手社長 「地元の皆様は、『この場所か武雄に残ってくれ』と言っていて、応えたいが、また来年こうなる可能性もある。安全な地域に移ってやっていくしかない。」 そして、10月。 井手さんは、移転の選択肢は残しつつも、武雄での店の再建に向けて動き出していました。 ■井手社長 「これも新しい。これも新しい。一日でも早く、お店を開けようと思ったら、現状で開けるしかなかった。ここ(武雄)でやりながら、何か考えていく策だったり移転だったり。」 土地をかさ上げすることも考えましたが、約1億円かかる上、工事の間、店を閉めざるを得ないため断念しました。 まずは、武雄での営業再開へ。度重なる大雨の被害に加え、長い休業で売り上げゼロが続き、苦しい経営が続く中での決断でした。そして、迎えた再開の日。 ■井手社長 「いらっしゃいませ。2名様ですか?ちゃんぽんですね。」 オープンを待ち望んでいた地元の人や県外のファンが続々と駆けつけました。 ■長崎からの客 「オープンが待ち遠しくて。インターネットで見ていて、まだかなまだかなと。武雄のの名物ですよね。このキクラゲがおいしい。」 ■地元の客 「帰ってきましたという感じ。2年前のこともあったので心配はしていた。味も復活していると、食べて実感できる。」 再開の喜びとともに、水害がまた起こるのではないかという不安を抱えての船出です。 ■井手社長 「なじみのお客さんばかりなので『待ってた』と言って入ってくる。来年も(水害が)あることを想定して、徐々に(移転先を)探しながらという考えもあるし、まだ判断していないが、やっとオープンできて、ちゃんぽんもおいしいので、それを求めて来てもらえれば一番いい。」 将来的に移転する悩みながらも、たび重なる浸水被害を乗り越えての再出発となりました。

佐賀 2021.12.02 17:56

佐賀でノリの初入札 「この十年で一番の出来」

日本一のノリの産地、佐賀県で、今シーズン初めての入札が行われました。この10年で一番の出来だということです。 佐賀市で行われた初入札には、約50の商社が参加し、ノリの色や艶、味などを確かめていました。 出品されたのは、秋に摘み取る『秋芽ノリ』で、柔らかさと口どけのよさが特徴です。 佐賀県有明海漁協によりますと、海水が生育にいい温度まで下がり、品質は、この10年で一番良いということです。 このため、1日の出品数は、去年より2割あまり少ない、約1億2600万枚でしたが、販売額は約1億4000万円上がり、26億2000万円でした。 入札会は、来年4月までで、漁協では合わせて18億枚、216億円の販売を見込んでいて、枚数と販売額ともに、19シーズン連続の日本一を目指しています。

佐賀 2021.12.01 19:11

ふるさと納税めぐり収賄の疑い 大町町長は全面否認

佐賀県大町町の町長が、ふるさと納税の業者から約100万円を受け取った疑いで書類送検されました。町長は全面否認していて、佐賀県警と主張が真っ向から対立しています。 宮崎産のマンゴーに熊本産のスイカ。ことし3月まで佐賀県大町町のふるさと納税の返礼品でした。このふるさと納税をめぐり、大町町の水川一哉町長と業者側の女性が、それぞれ収賄と贈賄の疑いで書類送検されました。水川町長は27日、会見を開き、事件について釈明しました。 ■大町町・水川一哉町長 「このたびは、皆さまにご心配(をかけ)、このような事態になって、お騒がせして申し訳ない。」 佐賀県警によりますと水川町長は、町内のふるさと納税の業者に便宜を図った見返りに、約100万円を受け取った収賄の疑いがあり、26日に書類送検したということです。 佐賀県警が注目するのが、ふるさと納税の返礼品の産地です。総務省はおととし6月、『返礼品は寄付額の3割以下の地場産品』とルールを厳格化しました。 贈賄側とされる業者は、この後も、大町町産ではない果物の返礼品を設けていました。 地元産以外の返礼品が、そのまま残さたことについて、佐賀県警は、水川町長が図った便宜の一つとみています。 ■水川町長 「私がふるさと納税で、特定の業者に特段の便宜を図ったことはない。その見返りとして金品を要求したり、もらったりしたこともない。全くの事実無根です。」 今後の進退について水川町長は、「辞職は考えていない」と話しています。 ■町民 「なんとも言えない心境ですね。特に水害などで一生懸命されていて、町民の一人として心苦しい。」 ■町民 「ショックだね。そういうのを聞くと。そんなことする人には見えないけれど。びっくりするね。」 水川町長が全面否認する中、佐賀地方検察庁が、どのような判断をするのかが次の大きな焦点です。

佐賀 2021.11.29 17:47

ふるさと納税めぐり収賄の疑い 大町町長「事実無根」

ふるさと納税をめぐり業者に便宜を図った見返りに金を受け取ったとして書類送検された佐賀県大町町の町長が会見を開き、「全くの事実無根だ」と話しました。 ■大町町 水川一哉町長 「金品を要求したりもらったりということも一切ございません。全くの事実無根であります」 大町町の水川一哉町長(64)は町のふるさと納税事業で返礼品を取り扱う町内の事業者に対し便宜を図った見返りに約100万円を受け取った疑いで書類送検されました。 また事業者の代表を務める町長の知人女性(69)が贈賄の疑いで書類送検されています。 水川町長は会見で、この知人女性にふるさと納税事業での起業を呼びかけたとしたものの「便宜をはかったことも金を受け取ったこともない。今後身の潔白をしっかり説明していきたい」と話しました。

佐賀 2021.11.27 18:19