猿之助、猿翁たってのお願いで芸術監督就任

2013年4月23日 17:58

要約

市川猿之助が京都芸術劇場の芸術監督に就任することになり23日、都内で発表会見。市川猿翁に代わり、5月1日からその役割を引き継ぐ。「好き放題やらせてもらいます。それがたぶん“猿之助の精神”」

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 歌舞伎俳優の4代目市川猿之助(37)が京都芸術劇場(春秋座・studio21)の芸術監督に就任することになり23日、都内で発表会見が行われた。

 京都造形芸術大学内にある同劇場は、3代目猿之助(現・市川猿翁)が設計監修し、2001年にオープンした。これまでは猿翁が芸術監督を務めてきたが、5月1日から猿之助がその役割を引き継ぐことになった。
 猿之助は「芸術監督になったわけですけど、これは1にも2にも、3代目猿之助、猿翁のおじから『たってのお願い』ということなので、おじからお願いされちゃったら断るわけにもいかないので、引き受けました」と舞台裏を明かした。

 「たってのお願い」は猿翁から手紙で届いたという。「猿翁さんという人は気性が激しい人なので『たってのお願い』ということは普通の人の『命をかけたお願い』という、それくらいのお願いだったんです。『どんなことがあっても引き受けてくれ、僕の意志を。自分が建てた劇場だから』。そういう言い方でした」とその内容を語った。

 取材陣から「直接、猿翁さんに引き受ける旨を伝えた?」と聞かれると、「『いいえ』と言ってもきかない人だから(手紙が)来たってことは『はい』なんです」と引き受ける選択肢しかないことを説明し、笑いを誘った。

 この日は猿翁が書面でコメントを寄せた。
 「新芸術監督となる猿之助には、私に代わって『春秋座と歌舞伎の関係』を考えつつ、本人のやりたいように春秋座を大きく盛り上げていってほしい」と書かれていた。
 猿翁から引き継ぐ“核”について、猿之助は「好き勝手やるっていうこと」と語り、「本当に好き放題やらせてもらいます。それがたぶん“猿之助の精神”だと思います」と猿翁の思いをくみとった。

 劇場の舞台に立ってほしい人は「由紀さおりさん」と希望。「『夜明けのスキャット』をすっぽんから出て飛んでもらうとかをやりたい」と宙乗りのプランを打ち明けた。

 入院中の猿翁の体調について聞かれると「体調については分からないですね。僕は忙しいので」と言葉少な。
 大学側は「5月20日以降には退院するのではないかというお話でした」と快方に向かっていることを伝えた。

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