談志さん最後の弟子、談吉。密葬の様子語る

2011年11月27日 23:07

21日に死去した立川談志さんの最後の弟子で落語家の立川談吉が27日、都内で二つ目昇進披露の会。亡くなった師匠に紋付はかまを着せ、家族以外では唯一密葬に参列。「お前は見届けてくれよと言われた」

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 21日に亡くなった立川談志さんの最後の弟子となる落語家の立川談吉(29)が27日、都内で二つ目昇進披露の会を開催した。

 「これまで公の場や高座で『最後の弟子』だと言ったことは1度もありません」という談吉は、家族以外では唯一密葬に参列することを許された。「それが私の役割だから」と見届けることを覚悟し、入院中の病室にも足しげく通っていた。亡くなった談志さんに紋付はかまを着せるなど弟子としての務めを果たし、「きれいなお顔でした。やせていましたけど、きれいでした」と談志さんの最期の表情を語った。

 「かっこいいし、やさしい人だった」と師匠の人柄を振り返り、この日の高座には師匠からもらった手ぬぐいをふところにしのばせ、せったをはき、挑んだ。
 演目は、師匠の十八番だった「鼠穴(ねずみあな)」。兄弟の葛藤と、身内ならではの厳しさと愛情を描いた作品で、35分にわたり演じきった。

 客席に向かい「経過をずっと見ていた。お前だけ見届けてくれよと、こう言われて。かっこよくて、(葬儀の)一部始終が映画見たくて、師匠の言いつけを守って『ザッツ・ア・プレンティ』をかけて、私が線香をあげて頭を下げたところで曲が終わりました」と葬儀の様子を報告。「最後に叫ばせてもらいたいことがあります」と断ったうえで「俺は談志の最後の弟子だー」と絶叫し、涙で表情をくしゃくしゃにさせた。

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