×

“アルミニウム”高騰 ホイルに自転車も…

2022年1月24日 19:00
“アルミニウム”高騰 ホイルに自転車も…

自動車や飲料の缶に使われるアルミニウムの価格が世界的に高騰しています。アルミホイルや自転車など、日々の生活に欠かせないものの値上げも相次いでいて、影響は多岐にわたっています。

   ◇

2月にも、わたしたちの身近なものが値上がりする可能性があります。東京・かっぱ橋にある料理道具専門店では、フライパンを1割ほど値上げするといいます。

飯田屋 飯田結太代表取締役社長
「テフロン加工を使ったアルミ製のフライパン。こちらが全般的に値上がりしていきます。大体5%~15%の幅で値上がりを検討しています」

さらに…

飯田屋 飯田結太代表取締役社長
「アルミ製のお鍋ですね。こちら、値上げを検討しています」

値上げの理由は、アルミの高騰です。軽さや熱が伝わりやすいという特徴から、多くの調理器具に使われるアルミニウム。

飯田屋 飯田結太代表取締役社長
「アルミニウムは元々、僕たちの業界だと安い金属のイメージが強かった。ただ、年々値上がりしているので、今決して安くない金属だなと」

   ◇

実は今、世界的にアルミニウムの高騰が起きていて、国際的なアルミニウムの価格指標は、去年から右肩上がりに上昇。去年の1月からおよそ1.5倍に上がっています。

その理由が…

日本アルミニウム協会専務理事 能登靖さん
「世界的にEV(電気自動車)化の流れにあるので、車体にアルミを使っていこうと。電気自動車は重たいバッテリーを積むから、車体を軽くするためにアルミを使う動きがあるようです。環境問題ということで、アルミそのものがリサイクルしやすい材質でして」

環境問題の点からも、今後もアルミの需要は増していき、供給がおいつかない状況が続くとみられています。

   ◇

すでに食材の値上げで苦しむ飲食店には、さらなる追い打ちになっています。

都内の飲食店。焼いた肉を「アルミホイル」で包んでいます。こうすることで、お肉の内側にまで均等に熱が行き渡り、やわらかくジューシーな食感になるといいます。

この店では毎日使うため、必要不可欠だという「アルミホイル」。

RIDE 増田和志シェフ
「食材も値上がりしているのでアルミホイルだったりとか、備品のもので値上がりするのはお店的には厳しい」

取引先から今後、値上がりする可能性があるという話がきているといいます。

一方で、“家庭”向けのアルミホイルは一足早く値上げの動きが出ています。アルミホイルメーカーの東洋アルミエコープロダクツは、2月1日から家庭用アルミホイルを15%以上値上げすることを決めています。原料のアルミニウムの高騰や、コロナ禍の物流コストの上昇などが理由だといいます。

さらにキッチン周りだけではなく、“生活の足”にも値上げの動きが…。それは自転車です。

代官山モトベロ 村上耕大店長
「この自転車だとホイール、メインで使われるフレーム。いたるところでアルミが使われている」

電動アシスト自転車は、バッテリーなどをのせるため重くなりやすいので、軽量なアルミの部品を使ったものが多くあるといいます。今年に入り、材料費や物流のコスト上昇の影響で、各メーカーで値上げに。販売価格を最低でも5000円以上上げているといいます。

代官山モトベロ 村上耕大店長
「毎年若干ですけど値上げは例年行われているので、今年はその上げ幅が大変大きかったというふうには感じられますが、今後も下がることはあまり考えられないかと」

生活に身近なアルミ製品の値上げ。価格高騰の影響は長引きそうです。