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船沈没や養殖施設損傷 日本各地で確認

2022年1月18日 13:48
船沈没や養殖施設損傷 日本各地で確認

15日に発生した南太平洋の島国トンガの大規模な噴火に伴い、日本沿岸の潮位が上昇したことで、漁船が沈没したり、養殖施設が損傷するなどの被害が、各地で確認されています。

農林水産省によりますと、高知、徳島、宮城の3県あわせて30隻程度の漁船が転覆や沈没、流失などの被害を受けたということです。

また、宮城のわかめや沖縄のもずくなど、4つの県の養殖施設で損傷などの被害が確認されています。遠洋で操業している漁船を含め、人的な被害は確認されていません。

海外での火山の噴火をめぐっては1991年に起きたフィリピンでの噴火が93年、日本でコメが不作となる一因になったとされています。農水省では中長期的な影響も注視していくとしています。