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阪神・淡路大震災27年 「忘れない」思い

2022年1月17日 11:05
阪神・淡路大震災27年 「忘れない」思い

阪神・淡路大震災から17日で27年です。追悼行事が行われている神戸市から中継です。

こちら東遊園地は、明るくなってからも訪れる人が絶えません。ことし、灯籠で描かれたのは、「忘れない」という文字です。「あの日を忘れないよう受け継いでいく」という思いが、1本1本の灯篭に込められていて、午前5時46分、会場は静かな祈りに包まれました。

神戸市内で被災した男性「(周りの家が)かなり倒壊して叫び声も聞こえてきた。僕は逃げるのに精いっぱいで何もできなかった。罪滅ぼしみたいな感じで来させていただいている」

孫を亡くした女性「(生きていたら)もう30歳を超えるような年代になっているから、どのような家庭を築いていただろうなと考えた」

会場には、震災を経験した人だけでなく、若い世代の人も訪れ、共に祈りをささげています。追悼行事は当時に思いをはせるだけでなく、記憶と教訓を受け継ぐためにも、大切な機会です。