大坂なおみ“ジョコ問題は国が決めること”
テニスの大坂なおみ選手(24)が15日、全豪オープン前の会見に臨み、ケガの状態やジョコビッチ選手の問題について話しました。
大坂選手は去年12月28日にメルボルンに到着。今月4日から始まった全豪の前哨戦となるメルボルンの大会では、準々決勝後に腹部のケガで棄権しています。
ケガの状態について聞かれると、「(人より)回復は早い方みたいで、今の状況で考える“最高の状態”と言えると思います」と話しました。
今回のオーストラリア遠征には日記を持ってきたと話す大坂選手。自分の感じたことなどをつづっているということです。また、キャンドルやお香など心を落ち着かせるものも買い込んだといいます。
全豪では連覇がかかりますが、「あまり考えないようにしている。(グランドスラムでは)過去3回、ディフェンディングチャンピオンで挑んだけど、失敗しているから」と1つの大会として臨むと話しました。
また報道陣からジョコビッチ選手についての質問が飛ぶと、「テニス選手ではなく、オーストラリア政府が国として決めること」と一言。
「1人の意見がその状況を変えるということはあり得ないし、さらに混乱を招くだけ、とも思っています」としました。
また、大坂選手は自身が去年の全仏オープンで会見に参加することを拒否した問題で話題になったことについても言及しました。「自分がやったことに対して、他の選手がコメントしているのを見るのは、うれしいことではない。だからポジティブでいようと思っています」
ジョコビッチ選手については、「すばらしい選手。この問題でのイメージしか残らない人も多くなると思う。残念だと思う」としています。
写真:AFP/アフロ