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大統領「失望」“接種義務”差し止めに…米

2022年1月14日 21:43

アメリカのバイデン大統領が「失望した」などと声明を発表しました。大統領が発表した、民間企業にワクチン接種などを義務づける措置について、最高裁が差し止めの判断を下したのです。

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オミクロン株による感染拡大で、新型コロナの感染者が6400万人を超えたアメリカ。(感染者 6408万2824人 死者 84万6488人 米ジョンズ・ホプキンス大 14日午後5時時点)

バイデン大統領が「失望した」などと声明を発表しました。その理由が、連邦最高裁判所が下した判断でした。バイデン大統領は去年、従業員100人を超える民間企業に対し、ワクチン接種や毎週の検査を義務づける措置を発表。しかし、最高裁は13日、民間企業に対する義務化は「連邦政府の権限を逸脱している」などとして、差し止める判断を下したのです。

バイデン大統領は声明の中で「大統領として、アメリカ国民の健康と経済を守るため、雇用主への提唱は続ける」としています。