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恒大集団“社債の償還期限半年延長”可決

2022年1月14日 11:11

経営危機に陥っている中国の不動産大手「恒大集団」は、人民元建ての社債の償還期限を半年延長することを、債権者集会で可決したと発表しました。

恒大集団の発表によりますと、今月7日から13日までオンラインで行われた債権者集会で、日本円でおよそ800億円相当の人民元建ての社債の償還期限を、半年延長する案が可決されました。これにより当初、今月8日に設定されていた償還期限は7月8日となりました。

恒大集団としては、資金繰りのための時間を確保した形ですが、多額の負債を返済するめどは示されていません。

恒大集団は、先月、格付け会社のフィッチ・レーティングスによって「部分的な債務不履行」と認定されていて、厳しい資金繰りが続いています。