×

北日本や北陸で大雪 例年と違う降り方で…

2022年1月13日 21:45
北日本や北陸で大雪 例年と違う降り方で…

強烈な寒波の影響で、北日本や北陸を中心に大雪や猛吹雪が続いています。関東地方でも、群馬県の北部などで午後から雪が降り出し、住民からは、例年とは違う雪の降り方に困惑の声があがっています。



13日午後3時半ごろ、猛吹雪となった北海道岩見沢市。風の音と共に雪も激しくなってきています。猛吹雪で周囲の風景が見えづらくなっています。

雪は関東地方でも…。群馬県みなかみ町では、午後になり雪が降り出しました。ガソリンスタンドの屋根から、せり出すように雪が積もっていました。

住民
「ずっと、50センチくらいの雪が1週間のうち4日くらい降って」

除雪を行う住民は、今年は何度も断続的に雪が降っていて、常に除雪作業をしなければならないと言います。

住民
「ずっと除雪しているので、燃料代もかかるので、そこが困っていますよね」

さらに夕方になると──

記者
「徐々に雪が強くなってきました。視界も段々と悪くなってきています」

北陸地方など、日本海側も冬の嵐が続いています。「天空の城」とも呼ばれる越前大野城は、雪によりわずかにその輪郭を残すのみでした。

福井県大野市では、午前中から雪が強まり、今シーズン最大となる50センチの積雪を観測しました。信号機や木の枝にも積もった雪。住民らは朝から雪かきや屋根の雪下ろしに追われました。

新潟県魚沼市では、屋根の上にもこんもりと雪が積もっていました。住民は屋根から慎重に雪を下ろしていきます。

住民
「屋根の上は、今年は4回雪下ろししました。あまり量が多くならないうちに、少しのうちに下ろすような感じ」

魚沼市守門では午後5時に、今シーズン最大の149センチの積雪を観測しています。

富山市でも午後4時ごろ、激しい雪が。帰宅時間を前に道路にも雪が積もり始めていました。

大雪はまだ続く見込みで、14日午後6時までに、関東甲信・北陸地方の多いところで80センチ、東海と近畿地方で60センチなど降雪が増えるおそれがあり、交通障害などに警戒が必要です。