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箱根駅伝準優勝 順天堂大「三冠を」

2022年1月12日 23:05
箱根駅伝準優勝 順天堂大「三冠を」

◇順天堂大学 箱根駅伝総合準優勝報告会(1月12日、千葉・印西市役所)

1月2日・3日に行われた第98回箱根駅伝で総合準優勝を果たした順天堂大学の選手たちが、練習拠点である千葉・印西市の市役所での報告会に出席。箱根駅伝について振り返りました。

2日の往路では、1区18位、2区17位と序盤から波に乗れなかったものの、5区の四釜峻佑選手(3年)の快走で5位に浮上。

3日の復路では、6区の牧瀬圭斗主将(4年)が区間賞の走りで順位を3位に押し上げると、8区でも津田将希選手(4年)が区間賞を獲得。15年ぶりの表彰台となる総合2位に輝きました。

長門俊介監督は、箱根駅伝の2日間について「正直ハラハラ、ドキドキ、たまにはワクワク、最後ちょっとヒヤヒヤ、本当に多くの感情を抱きながら、後ろの監督車で選手たちの走りを見ていたが、特に4年生が頑張ってくれたからこのような結果が出たかなと思う」と振り返りました。

一方で「準優勝ではあるが、優勝の青山学院とは約11分の差をつけられてしまった。来年、目指すは頂上しかありませんが、この11分という差をどのように埋めていこうかというところで、新チームはスタートしています」と来年へ向けての思いを語りました。

東京五輪3000m障害で7位入賞を果たし、今回の箱根駅伝で花の2区を走った三浦龍司選手(2年)は、区間11位と悔しい結果に。

「昨年に引き続き、個人的にはいい走りができなかったが、チーム全体の目標であった“全員駅伝”が体現できた走りで準優勝をつかみ取ることができた。去年から2年間、先輩方に支え続けられている。今年は3年生になるので、逆に自分が支える走りをしたいと思うし、総合優勝に向かって、さらにロードに対してレベルアップできるように、また今年1年磨き直して、今度こそ個人の結果でチームに貢献できるようにしたい」と決意を新たにしました。

また、新主将となった西澤侑真選手(3年)は「箱根駅伝総合優勝だけではなくて、出雲駅伝・全日本大学駅伝をすべて取りにいく。“三冠”を取りにいくことを目標に、今年1年やっていく。青山学院とは約11分の差があるので、全員がもっとレベルアップして、今年の4年生以上の走りを今の3年生の世代がするのはもちろん、下の学年も含め、全員が結果を出せば、おのずと結果は出てくると思う。今年1年さらに力をつけていきたい」と力を込めました。