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羽生選手3連覇へカギを握る4回転アクセル

2022年1月7日 20:39
羽生選手3連覇へカギを握る4回転アクセル

オリンピック3連覇に挑む羽生結弦選手。そのカギとなるのが過去に成功例のない超大技「4回転アクセル」。金メダルへのカギとは…日本テレビ系北京五輪メインキャスターでトリノオリンピック金メダリストの荒川静香さんが解説します。

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■羽生結弦選手4回転半への思い

(陣内キャスター)
金メダリスト同士だからこそ通じ合うものがありますね。言葉が重いですとか、説得力があるとおっしゃっていましたね。

(荒川さん)
羽生選手の場合は誰も到達できていない境地で戦っているわけですから、挑戦であったり苦悩であったり、この北京に向けて見守っていくだけです。

■未だ成功者なし…最高難度の超大技「4回転アクセル」

──4回転はいつから跳ばれるようになったんですか?

ジャンプは6種類あり、4回転は現在「トーループ」「サルコー」「ループ」「フリップ」「ルッツ」の5種類、試合で成功例があります。試合で初めて4回転を成功したのは1988年。カナダのブラウニング選手が4回転トーループを跳びました。2016年には羽生選手が4回転ループを成功。宇野選手は4回転フリップを成功させました。

■“金メダル”へ…決め手とは?

──金メダルをとるためのポイントは何でしょうか?

それは技の完成度です。ジャンプは基礎点と出来栄え点の合計が得点となります。実は、羽生選手の最大の武器は1つ1つの技やジャンプの完成度です。金メダルを狙うためには多くの要素で完成度を高め、高い出来栄え点を取っていくことが重要になります。