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水際対策“日本国外家族ら会えず”改善要望

2022年1月6日 21:41

日本政府による新型コロナウイルスのオミクロン株への水際対策で、国外にいる家族らに会えない状態が続く人々が6日、1万人あまりの電子署名を外務省に提出し、状況の改善を訴えました。

署名を提出したのは日本政府の水際対策によって影響を受けている日本人と外国人が立ち上げたグループです。水際対策によって家族に会えない状況などの改善を求め、およそ1万2000人分の電子署名を外務省に提出しました。

子供が入国できなかった 日本文学研究者
「疲れました、本当に。他の人にこんな経験をさせたくないんですね」

外国人留学生の支援者
「(措置の)タイムラインとプランを出さないといけないと思いますね。留学生、労働者とか家族、カップルにね」

グループは発給済みのビザの効力が停止されている措置の撤回や、人権上の観点から家族らの再会を例外規定として認めることを要望。また、留学生らの新規入国や今後のスケジュールを明確にすることも求めています。

グループがおよそ200人を対象にした調査では、7割近くの人が「心身の健康を損なった」と回答したほか、配偶者と離婚や離別したと答える人も多く状況の改善が必要だとしています。