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210センチ牧 フルセットの接戦制す

2022年1月6日 20:46
210センチ牧 フルセットの接戦制す

第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会2回戦(6日 東京体育館)高松工芸高校(香川)2-1開智高校(和歌山)

身長210センチ、バレーボール会場でも一際目立つ存在感。今大会注目選手の1人、香川・高松工芸の牧大晃選手(3年)。

牧選手擁する高松工芸は和歌山・開智高校との2回戦。第1セット、いきなりコートに突き刺すような鋭いスパイクを決めると、そこから牧選手の連続ポイントでチームは勢いに乗り第1セットを奪います。

続く第2セット。牧選手のスパイクが相手のブロックにあたり、なかなか決めきることができません。さらに、チームにもミスが目立ちセットカウント1-1と並ばれます。

負ければ、引退となる最終第3セット。監督から「自分(牧選手)が打ちきらないといけない」と言われた牧選手は、腕を大きく振ったスパイクで3枚ブロックの上から決めるなど、本来の調子を取り戻します。表情にも時折笑顔が見られるなど、余裕が生まれた牧選手。

そして2点リードで迎えたマッチポイント。「絶対自分が決めてやる気持ちと、セッターに絶対にもってこいという気持ちで攻撃に入りました」という牧選手は、自らサーブレシーブを上げると、相手レシーブをはじく強烈なスパイクを決め勝利。フルセットの接戦を制しベスト16を決めました。

7日の3回戦でベスト8をかけて東海大学付属札幌高等学校(北海道)と対戦します。