×

専門家会議“オミクロン急激な拡大に警戒”

2022年1月6日 17:35
専門家会議“オミクロン急激な拡大に警戒”

新型コロナウィルスの感染状況を分析する東京都のモニタリング会議で、専門家は、「オミクロン株への置き換わりによる急激な感染拡大」に警戒感を示しました。

大曲先生
「新規の陽性者数の増加比が著しく上昇し、これまでに経験したことのない高い水準になっております。オミクロン株への置き換わりによる、急速な感染拡大に警戒する必要がある」

東京都内の感染者数の7日間平均の増加比は、先週のおよそ155%から、5日時点でおよそ308%と著しく上昇していて、専門家は、この増加比が続けば「爆発的な感染拡大となる」と指摘しました。

感染状況の警戒レベルは1段階上がり、4段階の下から2番目となりました。一方、「通常の医療との両立は安定的に可能」として医療提供体制のレベルは、一番下を維持しました。

また、オミクロン株について、新型コロナに感染したうちオミクロン株の疑いのある人の割合は、先月21日の週の9.1%から翌週は44.6%と急増していて、専門家は「早い段階で感染の主体になると推測される」と説明し、急激な感染拡大に懸念を示しました。