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北“ミサイル”慈江道一帯から発射~韓国軍

2022年1月5日 17:19

北朝鮮が5日朝、弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体1発を発射したと韓国軍が発表しました。日本の排他的経済水域(=EEZ)の外に落下したとみられています。ソウルから中継です。

韓国軍は、5日午後2時から行われた国会への報告で飛翔体の発射地点を明らかにしました。韓国軍によりますと、北朝鮮は5日午前8時10分ごろ、内陸の慈江道一帯から日本海に向けて弾道ミサイルと推定される飛翔体1発を発射しました。飛行距離などの詳しい情報は明らかになっていません。

一方、日本の岸防衛大臣は「通常の弾道軌道だとすればおよそ500キロ飛翔し日本の排他的経済水域の外に落下したと推定される」と述べています。

今回の発射地点である慈江道からは、去年9月に極超音速ミサイルが発射されています。韓国の専門家の中には、再び極超音速ミサイルの発射実験を行ったとの見方もありますが、韓国政府は「弾道ミサイルと推定される未詳の短距離飛翔体」という表現に留めています。

文在寅大統領は「南北関係の停滞がさらに深くなる恐れがある」と述べた上で、北朝鮮に対し、対話に向けて努力するよう求めました。