×

“子どもの混浴年齢”見直しの動き…親子は

2022年1月5日 1:11
“子どもの混浴年齢”見直しの動き…親子は

温泉や銭湯などでの子供との混浴について、年齢制限を「11歳まで」としていた栃木県では、元日から「6歳まで」に引き下げました。子供の混浴年齢を巡って、全国的に見直しの動きが広がっています。こうした中、子どもを持つ親などの声は…。

     ◇

東京都内で「銭湯や温泉での親子の混浴、子供は何歳まで一緒に入るか」について、街の人に話を聞きました。

母(30代)
「7歳くらいが妥当かな」

――何で7歳?

母(30代)
「本人が恥ずかしがるし。それ以上(年齢)上がると、女湯に入れるのが申し訳ない」

11歳の男の子にも聞きました。

――何歳から女湯にお母さんと入るのが恥ずかしくなった?

息子(11)
「9から10歳くらい。ちょっと恥ずかしくなった」

実は、子供の混浴年齢を巡って、全国的に見直しの動きが広がっています。きっかけは、厚労省が2020年に、全国の自治体に出したある通知です。「おおむね10歳以上の男女を混浴させないこと」としていた指針を「おおむね7歳以上」に引き下げました。

「混浴が恥ずかしいと初めて感じた年齢は、6歳・7歳が多い」との調査結果や、「小学校2・3年生で性の興味関心から、知識を得ようとする行動がみられる」との意見などもありました。さらに、一般の意見を聞いたうえで、指針の改正を決めたといいます。

     ◇

全国的にも高い「11歳まで」の年齢制限だった栃木県では、元日から「6歳まで」に引き下げました。

6歳の娘の母親は――

母(40代)
「この子が男湯入るのは大きくなったので、入らせたくない気持ちある」

一方、心配も――

母(40代)
「迷惑をかけてないか気になるので、1人で入らせることはしない」

温泉施設担当者は「小さいお子様1人だとケガ・事件・事故が起こる可能性もないとは言えないので、同性の保護者の方とご入浴できるように、ご理解ご協力をお願いすることになるかと思います」と話しました。

(1月4日放送『news zero』より)