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中国「恒大集団」香港で株式取引を一時停止

2022年1月3日 19:27

経営難に陥っている中国の不動産大手「恒大集団」は、香港の証券取引所での株式の取引を一時停止すると発表しました。

恒大集団は3日、香港証券取引所を通じて声明を発表し、株式の取引を一時停止すると発表しました。声明では、「内部情報を公表する」としていて、今後、何らかの説明があるとみられます。

また、恒大集団をめぐっては、中国南部の海南島で建設しているリゾートマンション39棟の開発許可が地元政府によって取り消され、10日以内の解体を命じられたと香港メディアなどが報じています。株式の取引停止との関連はわかっていません。

恒大集団の許家印会長は今月1日の新年の挨拶で「諦めずに販売を回復させる」と述べ、経営再建に意欲を見せたと報じられていますが、年末に期限を迎えた290億円相当のドル建て社債の利払いは実行されておらず、厳しい経営が続いているとみられます。