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中国・西安 感染者数が3週間で千人超

2021年12月30日 19:38

新型コロナウイルスの感染拡大でロックダウンが続いている中国の西安では、感染者の数が3週間で1000人を超えました。市民からは食料不足など不満を訴える声が相次いでいます。

中国陝西省の西安では、今月9日以降、新型コロナの感染拡大が続き、30日までの感染者は1117人となりました。特に直近5日間は連日150人以上の感染が確認されていて、歯止めがかかっていません。西安の地元政府は、流行中のウイルスについてオミクロン株ではなくデルタ株だと発表しています。

人口1300万人の西安では、今月23日から外出を2日に1度だけに制限する措置が始まりましたが、27日には、これをさらに強化し多くの世帯でPCR検査以外での外出が禁じられたということです。

SNS上では、食料やマスクなどの不足を訴える声が相次ぎ、地元政府は無料で物資を配送するなどして市民の不満を和らげようとしています。

北京オリンピックの開幕まであと1月あまりとなる中、ほかの都市への感染拡大を封じるためロックダウンが長期化する可能性もあります。