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感染対策とって…バチカンでクリスマスミサ

2021年12月25日 18:05

ヨーロッパなどで新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、バチカンでは恒例のクリスマスのミサが執り行われました。

クリスマスイブの24日、バチカンのサンピエトロ大聖堂では、約2000人が参列してのミサが厳かに執り行われました。バチカンに隣接するイタリアでの新型コロナの新規感染者は5万人を超え、過去最多を更新。こうした中で、ミサへの参列者はマスクを着用し、互いに距離をとることが求められました。

キリスト生誕の地とされる中東パレスチナ自治区のベツレヘムの広場では、クリスマスツリーのイルミネーションを楽しむ人々の姿が見られましたが、AP通信によりますと、オミクロン株の感染拡大で海外からの渡航が制限され、少ない人出となりました。

一方、クリスマスにあわせ、サンタ・クロースの位置を追跡してインターネットで中継する恒例の催しも行われました。これはアメリカ軍とカナダ軍の合同部隊が毎年、世界の子どもたちのために追跡を「任務」として行っているものです。子どもたちから受け付けている電話にバイデン大統領夫妻も参加。子どもたちとの会話を楽しんでいました。