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“自分はフェラーリ”坂本花織SP首位

2021年12月24日 0:01
“自分はフェラーリ”坂本花織SP首位

◇第90回全日本フィギュアスケート選手権大会(12月23日、さいたまスーパーアリーナ)

平昌五輪代表の坂本花織選手がショートプログラムに臨み、ミスのない演技を見せ79.23点の自己ベストを記録。全体1位で25日のフリー進出を決めました。

坂本選手は冒頭の2アクセルは飛距離のある大きなジャンプ。続く3ルッツも成功すると、後半の連続3回転も、きれいに着氷。演技後は笑顔を見せました。

「この試合の1週間くらい前から緊張がやばくてNHK杯以上の緊張を結構感じていた」と試合前から緊張していたことを明かし、「6分間(練習)始まる前も新葉(樋口選手)と更衣室で談笑しながらお互い緊張をほぐしあったりとかしてたので、それがすごくいい感じに生きたのかな」と振り返りました。

また演技前、勢いよくランニングをしていた坂本選手。「自分は動けば動くほど動けるタイプなので、よく先生たちにフェラーリって言われてて最初のエンジンかけるまでは時間かかったけど、かかりだしたら動くから。試合でベストな動きができるように温めるために走ってました」とランニングの理由を明かしました。

北京五輪の最終選考を兼ねている今大会。五輪2大会連続出場がかかる坂本選手「4年前と違うなっていうのがほんと1番下っ端だったので、運がよければオリンピックのその2枠に入りたいなっていうくらいだった。今年は優勝して1発で五輪内定を決めたい」と力強く語り、フリーに向けては「最後まで集中を切らさずにしっかりパーフェクトにできたらいい」と意気込みました。


写真:森田直樹/アフロスポーツ