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【1か月予報】年末に寒波、雪国は積雪急増

2021年12月24日 8:03
【1か月予報】年末に寒波、雪国は積雪急増

年末は寒波の影響で、全国的に真冬並みの寒さとなるでしょう。雪国の積雪は増える見込みです。西日本や奄美・沖縄では年明け以降も低温傾向が続く可能性があります。

■北日本(北海道・東北)

北日本では、12月後半から低温傾向に変わってきています。この先31日頃にかけては、平年より気温が低く、例年に増して寒さが厳しいでしょう。25日から28日頃にかけての寒波の影響で、日本海側の積雪は大きく増えそうです。年明けは、1月7日頃にかけて、ほぼ平年並みの気温となり、1月8日以降は、平年より気温が高めとなる可能性があります。

この先1か月を通してみれば、冬型の気圧配置となる日が多く、日本海側の降雪量が多くなる見込みです。

■東日本(北陸・関東甲信・東海)

東日本の年末は、例年より厳しい寒さとなりそうです。特に12月26日から27日にかけては、真冬並みの寒さとなるでしょう(厳寒の1月下旬の平年の気温より低くなる)。年明けにも寒気の影響を受け、気温が平年より低くなる時期があるでしょう。1月8日以降は、ほぼ平年並みの気温となるとみられます。

この先1か月は、冬型の気圧配置となる日が多く、北陸は雨や雪の日が多いでしょう。北陸の降雪量は平年より多くなるとみられ、除雪が必要な回数が多くなるかもしれません。関東甲信・東海は冬晴れが続く期間がありそうです。

■西日本(近畿・中国・四国・九州)

西日本では、寒波の影響を受け、12月26日から28日頃にかけて、厳しい寒さとなるでしょう。年末に一時的に寒さが緩む時期がありますが、1月になってからも周期的に寒気の影響を受けそうです。

この先1か月は、冬型の気圧配置となる日が多く、日本海側は雨や雪の日が多いでしょう。近畿北部や山陰の降雪量は、平年より多くなるとみられます。近畿中南部や山陽、四国、九州南部では冬晴れの日が多く、降水量は平年並みか平年より少なくなる見込みです。

■奄美・沖縄

この先1か月の気温は、平年より低くなるでしょう。年末年始には肌寒く感じる日もありそうです。冬の季節風が東シナ海に吹き出す回数が多く、平年より曇りや雨の日が多くなる見込みです。

■1か月予報(12月25日から1月24日のまとめ)

<気温の確率予想・低い・平年並み・高い>
北日本    :50%・30%・20%
東日本    :50%・30%・20%
西日本    :60%・30%・10%
奄美・沖縄  :50%・40%・10%

<降水量の確率予想・少ない・平年並み・多い> 
北日本(日本海側):20%・30%・50%
北日本(太平洋側):20%・40%・40%
東日本(日本海側):20%・30%・50%
東日本(太平洋側):40%・30%・30% 
西日本(日本海側):20%・40%・40%
西日本(太平洋側):40%・40%・20%
奄美・沖縄    :40%・40%・20%

<日照時間の確率予想・少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側) :40%・40%・20%
北日本(太平洋側) :40%・30%・30%
東日本(日本海側) :40%・40%・20%
東日本(太平洋側) :20%・40%・40%
西日本(日本海側) :40%・40%・20%
西日本(太平洋側) :20%・40%・40%
奄美・沖縄     :40%・40%・20%

<降雪量の確率予想・少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側):20%・30%・50%
東日本(日本海側):20%・30%・50%
近畿北部・山陰  :10%・30%・60%

(気象庁発表)