新型コロナウイルスのオミクロン株による感染の急拡大が続くアメリカ・ニューヨーク州で、１日あたりの新規感染者数が過去最多を更新し、３万人に迫る勢いとなっています。

ニューヨーク州で２１日に確認された新規感染者数は、２万８９２４人にのぼり、過去最多を更新しました。入院患者数も４４００人を超えるなど、増加傾向が続いています。

ホークル知事は２２日、市内の検査場で連日、長蛇の列ができていることなどを受け、２７日から主な地下鉄の駅に臨時の検査場を設置すると発表しました。

一方、１日あたりの新規感染者数が、１万人を超えたカリフォルニア州では２２日、ニューサム知事が医療従事者に対し、ワクチンの追加接種を義務づけると発表しました。

期限は来年２月１日までとしていて、未接種の間は週に２回の感染検査を求めるということです。

アメリカ全土で、今月２０日から来月３日までの年末年始に空港を利用する人は、およそ３０００万人とパンデミック前に近い水準になる見込みで、さらなる感染拡大が懸念されています。