宇野昌磨 右足負傷を明かすも順調に回復
◇第90回全日本フィギュアスケート選手権大会(12月22日~26日、さいたまスーパーアリーナ)
公式練習が行われた22日、宇野昌磨選手(24)が大会への思いを語りました。
「どんな状態であっても試合は迫ってくる。そのときの自分の状態でどこまでいけるのか、あさってまでにどう調整するかが僕の一番の課題」
その宇野選手は先週の土曜日、プログラム後半のフリップジャンプの練習で着氷の際に右足首をひねり負傷。ジャンプの練習を満足に再開できたのも今日だったことを明かしました。
それでも、「今日の練習からして、もうほぼ痛みはなかったので、けがが試合のよしあしに直結しないかなと。ジャンプの状態も、いつも通りのジャンプが戻っていた。自分の中でこれだけの痛みの無さであれば、けがを明かしても言い訳にならないんじゃないかなと考えたので、言わせていただきました」と、復調ぶりをアピールし、けがを公表した経緯についても話しました。
「けがというものも、自分の実力の1つ」と語った宇野選手。北京オリンピックの選考会も兼ねる今大会に向け、「自分が成長できるような試合の1つにしていきたい。自分から逃げてしまうような演技だけはしない、それを心がけたい」と意気込みを語りました。
写真:松尾/アフロスポーツ