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予算閣僚折衝 医師報酬など0.43%↑

2021年12月22日 11:43
予算閣僚折衝 医師報酬など0.43%↑

来年度の予算編成で詰めの協議がおこなわれました。焦点の診療報酬は医師らの人件費にあたる「本体」部分を0.43%引き上げることで合意しました。

22日午前、個別の予算項目について話し合うため、各大臣が鈴木財務大臣の元を訪れました。

後藤厚生労働大臣との折衝では、高齢化で膨らみ続ける社会保障費の抑制に向けて診療報酬などについて協議し、医師の報酬などにあたる「本体」部分を0.43%引き上げる一方、薬の価格である「薬価」を1.37%引き下げることで全体を1%近いマイナス改定とすることに合意しました。

この結果、社会保障費の伸びを4400億円程度に抑えることが固まりました。

岸防衛大臣との折衝では、退役が迫るF2戦闘機の後継機の開発費に858億円を盛り込むことなどで合意しました。

過去最大の総額107兆円台後半となる見込みの来年度予算案は、24日に閣議決定されます。