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彭さん“性的暴行”発言否定「ずっと自由」

2021年12月20日 17:41

中国の前副首相からの性的関係の強要を告白したとされる女子テニス選手が、外国メディアの取材に応じ、「性的暴行について言ったことも書いたこともない」と強調しました。

シンガポールの「聯合早報」によりますと、テニス選手の彭帥さんは19日、元有名バスケットボール選手の姚明さんらとともに上海のスポーツ大会を訪れた際に、取材に応じました。

彭帥さん「(Q.監視などはされていないのか?)なぜ監視されているというの?ずっと自由でした」「ここで重要なことを強調しておきたい。私はこれまでいかなる性的暴行についても、言ったこともないし書いたこともない」

彭さんはこのように述べた上で、中国国営メディアが先月、彭さんが女子テニス協会に送ったとするメールについても自らの意思で書いた内容であると強調しました。

さらに、IOC(=国際オリンピック委員会)のバッハ会長とオンラインで会話したことについても「楽しかった」と振り返りました。

彭さんをめぐっては、中国の国営メディアなどが相次いで動画などを公開していきましたが、国際社会からは監視下にあるのではと懸念の声があがっていました。今回もどのような状況で取材に応じたのかはわかっていません。