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“接種証明アプリ”運用開始 技術的課題も

2021年12月20日 17:13
“接種証明アプリ”運用開始 技術的課題も

新型コロナウイルスのワクチンについて接種済みであることを証明する、スマートフォン向けのアプリの運用が20日から始まりました。

「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」はスマートフォンでマイナンバーカードを読み取ると、「ワクチン接種記録システム」(=VRS)に登録された個人の接種歴が画面に表示されます。接種日や接種回数、ワクチンのメーカーなどが表示されるほか、画面に二次元コードを表示させ、それを読み取ることでも接種記録を確認できます。飲食店やイベント会場で接種済みを証明でき、海外渡航の際に待機措置の短縮などが受けられます。

こうした中、木原官房副長官は会見で、アプリを利用した接種証明書の交付件数について、20日午後2時半の時点で約25万件と明らかにしました。

また、マイナンバーカードで旧姓を併記している人はアプリを使えないことを明らかにし、「技術的な課題もあり、本日のリリースに間に合わなかった」と説明しました。その上で、「可能な限り速やかに実装できるように取り組む。それまでは紙の接種証明書を利用することをお願いしたい」と呼びかけました。