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世界女王・櫻井つぐみ天皇杯五輪階級で優勝

2021年12月18日 20:58
世界女王・櫻井つぐみ天皇杯五輪階級で優勝

◇2021年天皇杯全日本レスリング選手権大会3日目(18日、駒沢オリンピック公園体育館)

東京五輪で川井梨紗子選手が金メダルを取った女子57キロ級に55キロ級の世界女王、櫻井つぐみ選手(20)が登場しました。櫻井選手は10月に行われた世界選手権で55キロ級に出場。初出場で初優勝を果たしています。55キロ級は五輪階級ではないため、約2年半後のパリ五輪に向けて、今回は、階級を上げての挑戦となります。

決勝の相手は川井梨紗子選手の練習パートナーも務めたことがある、南條早映選手。1-2とリードされたまま、残り時間は10秒に。思い切って、南條選手の右足に飛びついた櫻井選手はテイクダウンを取り4ポイント、逆転に成功します。試合は5-2で終了、57キロ級初挑戦で、日本一を果たしました。

「優勝する気持ちで挑んだが、階級を上げたので、挑戦者として挑んだ。その中で、優勝する目標が達成できたのは少し成長したかなと思える試合でした」

世界女王になったことで自信も生まれたといいます。

「頑張れば自分も五輪に出場することができると思えて、練習できていると思います」

今回の天皇杯には川井選手は出場しませんでしたが、次回の全日本選抜への出場は濃厚とされています。「試合はやってみないとわからないが、(川井)梨紗子さんは五輪を2連覇していますし、ずっと世界のトップにいる選手。最終的には勝たないといけないが、自分よりも上の選手なので、しっかり頑張りたいなと思います」