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大量漂着の軽石 大型船で回収作業 沖縄県

2021年12月16日 18:57
大量漂着の軽石 大型船で回収作業 沖縄県

小笠原諸島の海底火山から噴き出したとみられる軽石が、大量に漂着している沖縄県で、国は今月から大型船による回収作業を本格化させています。その様子が報道陣に公開されました。

名護市の羽地内海で、軽石を回収しているのは、全長およそ100メートルの大型船です。元々は海底の砂利を採取・運搬する作業船でしたが、海面近くを漂う軽石を回収するため、ポンプなどが改良されました。

1分間におよそ100トンの水を軽石ごと吸い上げ、船倉内で軽石と海水とを分離する仕組みで、多い日には1日に500トンの軽石を回収できるということです。国はこの大型船を活用して、回収作業を加速させたい考えです。