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中国「小鵬」客の顔画像43万超を違法収集

2021年12月15日 12:45

中国の新興EV(=電気自動車)メーカー「小鵬(シャオペン)」が、一部の店舗で客の顔の画像43万枚以上を違法に収集したとして、罰金およそ178万円の処分を受けました。

中国メディアによりますと、小鵬は今年1月から6月までの間、上海にある7つの店舗で顔認識機能を持つカメラ22台を使い、来店した客の顔写真43万1623枚を収集したということです。小鵬は、顔写真を使って、来店者数の統計や男女比、年齢の分析などを行っていたということです。

上海市当局は「同意なく個人情報を収集した」として、罰金10万元、日本円でおよそ178万円の行政処分を下しました。

小鵬は、事実関係を認めた上で、「当該店舗がサービス向上のためにルールを理解しないまま行ってしまった。深く反省している」とコメントしています。収集したデータはすべて消去したということです。

小鵬は2014年に創業したばかりの新興の電気自動車メーカーで、去年、ニューヨークの株式市場に上場するなど、成長が注目されています。


画像:小鵬ウェブサイトより